第99話
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間”には無理な芸当だ。”銀”や”結社”、”覇王”達クラスの連中、そうでなけりゃ、ありえねえだろ。」
ランディは重々しい様子を纏って呟いた。
「ああ………それに恐らくだがレンは……いや、メンフィルは最初からディーター市長達が怪しいと踏んでいた可能性がかなり高いと思う。」
「ええっ!?」
「オイオイ……!一体どういうことだよ!?」
「何か根拠があるのですか?」
そしてロイドの言葉を聞いたエリィ達全員は驚き
「実は―――――」
ロイドは教団事件後のクロスベル復興後リウイ達が帰る際にレンから『IBCに気を付けろ』という謎の警告を囁かれた事をエリィ達に説明した。
「そ、そんな………!」
「……………あの時の時点でレンさんが全てわかっていたなんて………」
「オイオイオイ……!メンフィルはディーターのオッサン達が今回の事をやらかす事を予測するどころか、下手したらキー坊の正体すらも把握しているんじゃねえのか!?」
ロイドの話を聞いたエリィとティオは信じられない表情をし、ランディは厳しい表情をした。
「ああ………だからこそリィンが俺達特務支援課に派遣された可能性も十分にありえる。」
「リィンが!?」
そして真剣な表情で言ったロイドの言葉を聞いたエリィは驚き
「……なるほどな。いずれ敵対するならば地形を把握する事によって戦争で有利に働くからな……!その点を考えると自国の兵を怪しまれずに、クロスベル全土の地形を調べさせるには、普段の支援要請でクロスベル全土を回っていた俺達の中に紛れ込ませる事はちょうどいいって事か……!」
ランディは目を細めてロイドに言った。
「ああ………俺達と同年代で兵士らしい態度をあまり見せなかったリィンだからこそ、怪しまれないと踏んだんだろうな………恐らく今まで不審な行動が見られなかったリィンの行動を考えると、リィン本人は知らされていないと思うが………」
「………ただそうなると、リィンさんを受け入れたヴァイスさん達もリウイ陛下達から事情を全て聞いて、ディーター市長達の行動なども全てわかっていた可能性も出てきましたね。」
ロイドの言葉に続くようにティオは真剣な表情で呟き
「ああ………姿を消したのは恐らく機を窺ってディーター大統領達……いや、『クロスベル独立国』に対してクーデターを起こすつもりだ……!」
ロイドは厳しい表情で言った。
「IBCでリウイ陛下に言ったギュランドロス司令の発言………ね………姿を消した局長達は市民達に今でも慕われているから、おじさまの今後の政策にもよるけど、残った警備隊と局長達と一緒にいると思われるベルガード門の警備隊の練度を考えると、クーデターが成功する確率はかなり高いでしょうね…………」
「チ
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