第98話
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ィ達は信じられない表情で声を上げた。
「い、いや……さすがに決めつけはまずい。―――レクター大尉、キリカさん。情報提供には感謝しますがあなた方の立場も立場です。ここから先は、自分達で―――」
そしてロイドがレクターとキリカを見回して言いかけたその時、ロイドのエニグマが鳴り、ロイドは通信を始めた。
「はい!特務支援課、バニングスで―――」
「よ、よかった!ちゃんと繋がって………ロイド、セシルよ!」
「セシル姉?そんな慌てて……何かあったのか?」
「そ、それが……さっき、アリオスさんがこのビルにやってきたの。」
「アリオスさんが!?」
「そ、それで………キーアちゃんを連れてそのまま出ていってしまって………」
「!?」
「私もエクリアさんとセリカさんにお願いして一緒に止めようとしたんだけどキーアちゃんが……」
「セリカさんが!?帰国したという話なのにどうして………」
「とにかく戻ってこれる?詳しい状況を説明するから!」
「わ、わかった!そのまま待っててくれ!」
「ど、どうしたの?」
「お前、スゲェ血相だな?」
「今、セリカさんの名前が出ましたが………」
通信を終えたロイドを見たエリィ達は戸惑った表情でロイドを見つめていたが
「アリオスさんが支援課に来てキーアを連れて行った……!」
「!?」
「なんだとッ!?」
「一体どうして……」
ロイドの話を聞いてエリィ達は驚いた!
「とにかく支援課に戻ろう!キリカさん、レクターさん!俺達はこれで失礼します!」
「ええ、気を付けて。」
「ま、頑張れよな〜。」
そしてロイド達は急いで部屋を出て行った。
「やっぱりあの嬢ちゃんが全ての”鍵”だったか。なあ、間に合うと思うか?」
ロイド達が出て行くとレクターは溜息を吐いてキリカに尋ね
「そうね………―――多分、難しいでしょう。」
尋ねられたキリカは考え込んだ後重々しい様子を纏って答えた。
〜特務支援課〜
ビル内ではセリカとエクリアが静かな表情でソファーに座っており、セシルは心配そうな表情でビル内の出入り口付近を歩き回っていた。すると
「セシル姉!」
ロイド達がビル内に入って来た!
「ロイド……!」
ロイド達を見たセシルは真剣な表情になり
「セリカさん!?」
「オイオイオイ………!どういうことだよ!?アンタ達、自分達の国に帰ったんじゃなかったのか!?それにエオリアさんはどこにいるんだ!?エオリアさんがいなくなった理由がアンタ達に関係している事はもうとっくにわかっているぞ!!」
セリカを見たティオは驚き、ランディは目を細めてセリカを睨み
「…
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