暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第97話
[7/7]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
たところかしらね。)

通信相手の声を聞いたロイドは厳しい表情をし、ルファディエルは目を丸くした後真剣な表情になった。

「フフフ………サテワタシハダレデショウ?セイカイサレタカタニハモレナクゴウカケイヒンヲ――――」

「……下らないクイズは結構です。一体どのツラさげて……クロスベルにやって来たんですか?」

「やれやれ、嫌われたモンだなァ。俺達を嵌めたお前達クロスベルだって人の事は言えないだろうに。派手な事になってるみたいだがちょっと会って話せないか?ま、損はさせないと思うぜぇ。」

「…………………わかりました。どこに行けばいいんですか?」

「”クリムゾン商会”………いや元”ルバーチェ商会”と言った方がいいか。あそこの会長室にするか。」

「地下のあそこですか……わかりました。」

「そんじゃ、待ってるぜ〜。」

「もしかして……行方不明のツァオ氏とか?」

通信を終えたロイドにエリィは真剣な表情で尋ね

「そういえば通商会議の件以降、一切姿を現していませんでしたね。」

「それに襲撃の時に黒月も参加していたしな……」

ある事に気付いたティオは呟き、ランディは目を細めた。



「―――いや、違う。帝国軍のレクター大尉だ。」

「ええっ!?」

そしてロイドの説明を聞いたエリィは驚いた。

「あの人……またクロスベルに来ていたんですか。」

「……確かにどのツラ下げてって感じだな。」

「で、でも”革新派”はかなり追い詰められているという話だし……一体どうして……」

ティオはジト目で、ランディは目を細め、エリィは戸惑った表情で言った。

「どうやら旧ルバーチェ商会で話があるみたいだ。”赤い星座”との繋がりを考えるととても油断はできないけど……行くだけ行ってみよう。」

「だな……」

「虎穴に入らずんば、ですね。」

「………準備だけは万全にした方がよさそうね。」

ロイドの提案に仲間達は頷き

「アナタたちも大変そうね。」

「どうやら面倒な相手とやりあうみたいだな?」

「情報局のアランドールか……恐ろしく厄介な若造らしいが。」

「俺達で良ければいつでも力を貸すぜ。」

「ああ……湿地帯でエオリア達を助けてくれた借りもあるしな。」

ミシェル達はそれぞれ声をかけた。

「ありがとうございます。」

「手に負えなさそうだったら是非、力を貸してください。」

その後ロイド達は準備を整えて旧”ルバーチェ商会”の会長室に向かい、部屋の中に入った…………………
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ