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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第97話
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のせいだと思っていたのですが………」

ティオは頷いた後複雑そうな表情をし

「エオリアが”人”の身を捨て、不老不死の存在になった……か。とても信じられん話だな………」

「一体何を考えているんだ、エオリアは………」

ヴェンツェルとスコットは考え込み

「………つまりエオリアは帰国したセリカ達について行った可能性がかなり高いって訳ね。」

ミシェルは疲れた表情で溜息を吐いた後ティオに尋ねた。

「恐らくは。セリカさんと肉体関係の間柄にあるのも、その”使徒”にしてもらった事も関係しているかと。」

「あの野郎………!エクリアさん達を侍らしていながら、さらにエオリアさんも……だと!?いくら”神”とはいえ、ズルすぎだろっ!」

「…………………色々と問題があるとはいえ、エオリアの現状がわかっただけでも助かったわ………」

そしてティオの話を聞いたランディは悔しそうな表情をし、ミシェルは複雑そうな表情をした後疲れた表情で溜息を吐いた。

「………それで話をアリオスさんに戻りますが………失礼を承知で尋ねます。アリオスさんのスケジュールで不審な点はありませんでしたか?」

するとその時ロイドは話を戻してある事を尋ねた。


「え。」

「ロイド、どういうことだ?」

尋ねてきたロイドの質問を聞いたミシェルは呆け、スコットは不思議そうな表情で尋ねた。

「『国防軍』の司令長官……いきなり引き受けるにはあまりに重過ぎる役目だと思います。多分、ディーター市長………いや大統領との間で根回しがされていたんじゃないですか?それも”最近”ではなく、”しばらく前”から。」

(フフ、私も真っ先に疑っている事に気付くなんて………成長したわね。)

ミシェルに尋ねたロイドの質問を聞いたルファディエルは微笑み

「………………………」

ミシェルは複雑そうな表情で黙り込んだ。

「ミシェル……?」

「……まさか、本当なのか……?」

ミシェルの様子を見たスコットは不思議そうな表情をし、ヴェンツェルは信じられない表情で尋ねた。

「……確かに、行き先など、報告と食い違っていることはたまにあったわ。あれだけ仕事を抱えてたら当然だと思ってたけど……考えてみれば、アリオスが報告を間違うなんて不自然極まりないのよね。」

「それじゃあ、そうした時間にディーター市長とコンタクトを?」

真剣な表情で言ったミシェルの言葉を聞いたスコットは尋ね

「……その可能性は考えられるかもしれない。ロイド君、さすがね。恐いくらいの洞察力だわ。もう、”叡智”と並んでいるのじゃないかしら?」

尋ねられたミシェルは頷いた後真剣な表情でロイドを見つめた。



「いえ……失礼な事を言ってすみません。
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