第96話
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チケットを予め購入しておきましたので、その飛行船でクロスベルを起つつもりです。」
ロイド達の様子を見たエクリアは刃をロイドの首筋から離して連接剣を鞘に戻した後、静かな表情で答えた。
「………でしたら申し訳ないのですが少しの間だけ、ここで留守番をしていただいてもよろしいでしょうか?」
「ロイド………?」
「………そのくらいでしたら、先程のお詫びも兼ねて留守を預からせて頂きます。」
エクリアの答えを聞いてエクリアに頼んだロイドの言葉を聞いたキーアは不思議そうな表情をし、エクリアは静かに頷き、ロイドは仲間達に振り返った。
「なあ、みんな。とりあえず………ギルドを訪ねてみないか?」
「そ、それもそうね。」
「確かにアリオスさんの件は事情をお聞きしたいです。」
「だな……さすがに寝耳に水だぜ。」
ロイドの提案にエリィ達は頷き
「……わかりました。私達が乗る便の時間が近づいて来るまではできるだけの間、留守番をさせて頂きます。」
「大変な状況だけど……無茶はしないでね。」
「ああ、わかってる。」
「エクリアさん、セシルさん、感謝ッス!」
「それではお願いします。」
「キーア、二人と一緒にいい子でお留守番しててください。」
「あ………」
そしてロイド達は急いでビルを出て行き
「………………………」
その様子を真剣な表情で見つめていたキーアはロイド達を追い
「キーアちゃん!?」
キーアの行動にセシルは驚き
「………………………」
エクリアは真剣な表情でキーアの後姿を見つめていた。
「キーア?」
ビルから出てきたキーアに気付いたロイドが振り返って不思議そうな表情をしたその時
「〜〜〜〜っ〜〜〜〜………!」
「わわっ……!」
キーアは泣きそうな表情でロイドの身体に抱き付いた。
「キーア……?」
「ど、どうしたの?」
「確かに色々起きてるが心配することはねえんだぞ?」
「………うん………」
ティオ達の言葉にキーアは不安そうな表情で頷き
「……大丈夫だ、キーア。確かにこの先、クロスベルがどうなるかわからない状況だけど……俺達がいつだってキーアの元に帰ってくるのは絶対に変わらないからさ。」
キーアの様子を見たロイドはキーアの頭を撫でて優しげな微笑みを浮かべて言った。
「ロイド……………」
ロイドの言葉を聞いたキーアは驚き
「そうですね……それだけは確かです。」
「前に俺達が出かけた時もちゃんと帰ってきただろ?」
「だからキーアちゃん、安心して待っててちょうだい。」
ティオ達もそれぞれ笑顔で言った。
「エリィ、ティオ、
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