第95話
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エリゼは促した。
その後ロイド達は空港でリィン達とエリゼを見送った後、支援課のビルに戻った。
「一気に寂しくなったな………」
「ええ………」
「あっという間に、わたしたちだけになりましたしね……」
ビルに戻ったロイドとエリィ、ティオは溜息を吐いた。するとその時、扉をノックする音が聞こえ
「こんな時にまた……」
「今度は誰だ……?」
ノックの音を聞いたエリィは驚き、ランディは目を細めた。
「――はい!どちらさまですか!?」
「よかった……いてくれたみたいね。私よ、セシルだけど。」
「セシル姉!?」
すると私服姿のセシルがビルの中に入って来た。
「あ、セシルだー。」
セシルを見たキーアは呟き
「セシルさん……どうなさったんですか?てっきりエクリアお姉様と一緒に既にメンフィルに向かったと思っていたのですが……」
「私がエクリアさんと?どういう事?」
エリィに尋ねられたセシルは不思議そうな表情をし、ロイド達はセシルにエリゼが来た経緯などを説明した。
「そう……………じゃあ入れ違いになっちゃったのね。」
説明を聞いたセシルは複雑そうな表情をし
「え……じゃあ、セシルさんも既にクロスベルから離れるようにとリウイお義兄様から知らされていたのですか!?」
「…………ええ…………一昨日の夜あたりに3日以内に迎えをよこすから、いつでも離れる準備をしておけって。………さすがに今の状況ではこれ以上私をクロスベルに置いておくことはできないって言われてしまったわ……」
驚きの表情のエリィに尋ねられセシルは複雑そうな表情で答え
「……そッスよね………」
「メンフィルの皇として……セシルさんの夫として適切な判断ですね……………」
セシルの答えを聞いたランディは重々しい様子を纏い、ティオは複雑そうな表情で言った。
「……それでセシル姉はどうしてここに?」
ロイドは複雑そうな表情で黙り込んだ後不思議そうな表情で尋ねた。
「その……アリオスさんとかこちらに来たりしていないわよね?」
「……アリオスさん?」
「来ていませんが……どういう事でしょう?」
「……それが……昨夜、夜遅くに病院に来てシズクちゃんを連れていったの。その場で退院の手続きもしてしまって……」
「えっ!?」
「それって……!?」
セシルの話を聞いたロイドとエリィは驚き
「シズクが……」
キーアは不安そうな表情をした。
「それで、どういう事情なのか確かめに来たのだけど……ギルドのミシェルさんも全く心当たりがないみたいで。それで念のため貴方達の所も訪ねてみたの。」
「そうだったのか……」
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