第95話
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ルと行き交う臨時飛行船のチケットを全員分手配してありますので。ユミルに到着後は1日に1本だけ出ているユミルから直接ロレントに向かう飛行船に乗って、ロレントに向かう予定となっております。」
「ユミル………郷か。郷についたら父さん達に会いにいく時間はないのか?」
「フフ、それは私の方から提案するつもりでしたよ、兄様。リウイ陛下からも1日でしたら宿泊する許可も頂いていますので、一緒に会いに行きましょう。」
「……そうか。じゃあ、すぐに準備する。……そういう訳だから、今日は俺達の故郷に1泊してもらってもいいかな、3人共。俺とエリゼの故郷―――ユミルは温泉郷として有名だから、今までの疲れも癒せると思う。」
「まあ……!温泉ですか……!」
「わざわざありがとうございます。」
「うう〜……温泉に行けるのはいいけど、まさかこんなにも早く帰る事になるなんて……まだ半分くらいしか荷物がまとまっていないよ〜。」
「私達はほとんど終わっているから手伝いますよ。」
「全く……相変わらず手間がかかる妹ですね。」
「なんだよ〜、エリナは生まれた時間があたしと全く同じだから姉じゃないじゃんか〜。」
「そう言うのでしたら少しは先の事を考えて行動してください。」
「2人とも、無駄口を叩いていないで、行きますよ?」
「「は、はい!」」
そしてエリゼに言われたリィンは頷いた後セティ達と共にそれぞれの自室に走りながら向かった。
「せめて見送りぐらいは行こうぜ。」
その様子を見たランディはロイド達に提案し
「そうだな……………―――エリゼさん、リィン達が準備をし終える間、答えられる範囲で結構ですのでいくつかの質問に答えて頂いてもらっても構いませんか?」
ランディの提案に頷いたロイドは真剣な表情でエリゼを見つめて尋ねた。
「………兄様達の手伝いをしようと思っていたのですが……………皆様にはリフィアの件でお世話になりましたし、私で答えられる範囲でしたらお答えします。」
そしてロイドに尋ねられたエリゼは答えた。
「ありがとうございます。ではまず………”ラギール商会”はあの襲撃の後、どうしているのですか?リフィア殿下のお傍付きであり、秘書の役割もしている貴女なら当然ご存知なんですよね?」
「……………申し訳ありませんが、そちらに関しては国家機密となっていますので、お答えする事はできません。」
「……わかりました。では次に………”銀”は今も”ラギール商会”に雇われ、共に行動しているのですか?」
「……………はい。」
「ええっ!?」
「一体どうして………」
ロイドの質問に答えたエリゼの言葉を聞いたエリィは驚き、ティオは信じられない表情をし
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