Episode3
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すべての説明がつく!つまり、魔王だけでなく、神も――――」
ヒュッ!
何かに思考が達したバルパーに向かって光の槍が飛んできた。
SIDEOUT
ザンッ!
バルパーに向かって放たれた光の槍は縦真っ二つに切り裂かれ、バルパーの横を通り過ぎた。
バルパーに向かって斬りかかろうとしていた木場は自分に向かって飛んできた半分になっている槍をジャンプすることで避けていた。
それに驚いたグレモリー眷属とゼノヴィアはバルパーの方に視線を向けた。
「一体何なの!」
グレモリー眷属の主であるリアス・グレモリーは叫んでいた。
「コカビエル!」
バルパーは自分に向かって光の槍が放たれたことに気付き、光の槍を放った張本人の名を呼んでいた。
「フン!バルパー、お前は実に優秀だ。その思考に至ったのもお前が優れている証拠だ。そしてお前は信心深い。本来なら俺一人でも戦争は起せたが、お前には協力してもらったからな。故にお前が深い絶望に囚われる前に一思いに殺してやろうと思ったが......。一体誰だ?私の邪魔をしたのは。」
コカビエルは自分の邪魔をしたものを探すべく校庭を見回した。
「私です。」
そこには学園の外で結界を維持しているはずのソーナ・シトリーがいた。
「ソーナ、あなたなんでここに!」
「バルパー・ガリレイは元はと言えど協会勢力の人間です。ならば、捕らえて、天界勢力や堕天使勢力との交渉に使えるかもしれません。だから、もしものために後の事は眷属の皆に任せて私が来たんです。貴方だとみすみす殺させてしまうかもしれませんので。」
ソーナはさも当然というようにリアスの質問に答えた。
「ソーナ?そうか、セラフォルー・レヴィアタンの妹か!」
「私がしてきたことは、主のためにして来たことは...、すべて無駄だったのか?ならば、なんのために私は多くの犠牲者を出してまで聖剣計画を...。」
バルバーは主のために行ってきた多くの非道を悔い、崩れ落ちた。
グルァァアア!
「「「!」」」
非常に大きな獣の叫び声が校庭に響き、コカビエルを含めた全員がその声の方向に視線を向けると、
ザシャァッ!
右腕のアームカッターを血で汚したアマゾンアルファと
右手首から先を切断されて血を流したコウモリアマゾンがいた。
仁がフリードに重傷を負わされたときまで時は遡る
SIDE仁
『覚悟は決めてたはずなんだけどなぁ。』
俺は自分の脇腹に突き刺さったフリードの右腕を見つめながら、今の感情を吐露した。
俺はアマゾンを一匹残らず、狩ると決めたんだ。
たとえそれが俺の唯一無二の友だとしても――
『迷いがあったってことか。笑えねぇ。』
『ハッ!悪いなぁジン。俺は生きたいん
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