―時計塔の戦慄―
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一枚捨てることで、相手モンスターのエフェクトを無効にして破壊する!」
サンダー・ジャイアントが放った雷はエドのリバースカードに吸い込まれ、天罰として自身に降り注いだ。
その雷により、サンダー・ジャイアントは破壊されてしまう……
「くっ……サンダー・ジャイアントが……だけど魔法カード《O−オーバーソウル》を発動! 墓地から通常モンスターのE・HEROを特殊召喚する!」
十代とて、転んでもただではおかない。
特殊召喚するのは、やはりダブルガイの攻撃を防げるクレイマンだろうか。……更なる融合を狙ってスパークマン、というのは……流石の十代と言えども無理だろう。
だが十代が起こした行動は、俺には……おそらくエドにも……予想出来ないことであった。
「俺の新たなヒーローを紹介するぜ! 来い、《E・HERO ネオス》!」
E・HERO ネオス
ATK2500
DEF2000
『O』という空中に浮かび上がった文字から現れ、墓地から蘇ったモンスターは、《E・HERO ネオス》というモンスター。
十代が使用する旧E・HEROたちとは、デザインからして違い、アメリカンコミックのような旧E・HEROたちに対し、三分間しか戦えない光の巨人のような……そんないでたち。
「E・HERO、ネオス……?」
いや、デザインなど今はどうでも良いとして重要なのは、今まで見たことがないという点である。
先の驚愕のセリフはエドのものだが、あの反応をみる限り、あのプロデュエリストを以てしても知らないらしい。
「ネオスペースからやってきた、俺の新しい仲間さ! バトル! E・HERO ネオスでダブルガイに攻撃! ラス・オブ・ネオス!」
十代のかけ声に呼応して、ネオスは高く飛び上がって、そのままの勢いでダブルガイの脳天へとチョップを喰らわせる。
攻撃力の劣るダブルガイに防げるわけもなく、英国紳士風の姿と荒くれ姿の二つの姿が両断された。
「ちっ……」
エドLP8000→7500
エドに本当に微々たるものだが初ダメージを与えた。
ダメージを与えたということより、エドの予想を外してネオスを召喚してダブルガイが破壊出来たことが大きかった。
「俺はこれでターンエンドだぜ!」
「僕のターン、ドロー!
……破壊されたダブルガイのエフェクト発動! 破壊されてセメタリーに送られた時、次の自分のターンのスタンバイフェイズに二体の《ダブルガイ・トークン》を召喚出来る! 《ダブルガイ・トークン》を二体、守備表示で特殊召喚!」
ネオスに破壊されたダブルガイであったが、ダブルガイもD−HERO特有の未来を操る効果を持っていた為に、英国紳士風のトークンが二体、守備表示で召喚された。
D−HEROの名を冠し
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