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リリなのinボクらの太陽サーガ
ヘルズインフェルノ
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と。大丈夫、フェイト? イモータル相手に無闇に突っ走ったらロクなことにならないってことは理解できた?」

倒れてるフェイトに近寄るなり、“癒しの光”より上位の治癒魔法である“聖なる光”をかけるマキナ。そのおかげで火傷がみるみる治っていくものの、高熱で受けた疲労や酸素不足まで回復する訳ではなく、フェイトはかなり息が乱れていた。

「はぁ……はぁ……で、出来ればもっと早く助けて欲しかったよ……」

「悪いね、砲撃にはチャージの時間が付き物なの。それにカートリッジをガンガンロードする戦術は私の性には合わないんだよ」

「(そういや、姉御はカートリッジにあんまし有用性を見出してないんだよなぁ。レックスにちょっと手を加えればすぐにでも使えるけど、なのはが撃墜した原因の一つでもあるから忌避感の方が強いっぽいし)」

「そもそも私の領分は本来、超遠距離で潜伏しながらの狙撃だしね。それよりどう? 治療はしたけど、ちゃんと戦える?」

「当然……! アイツを倒すまで、くたばる訳にはいかないんだ……!」

そう言うとフェイトは力を込めて立ち上がり、改めてライマーを睨み付ける。その気迫のこもった眼差しを受けても、ライマーは微動だにしなかった。棺桶スーツを砕かれて攻撃がまともに通るようになってもなお、余裕の笑みを浮かべたままのその姿は逆に気味が悪かった。

「こういう場合って、大抵いや〜な手とか用意されてるんだよねぇ」

「少しは私の意思も伝わってくれるようだな、マキナ・ソレノイド。貴様達がどれだけ健闘しようと、フェイト・テスタロッサがこの場にいる以上、私を倒すことは出来ない」

「……? ま、まさか! 私にまた絶対兵士プログラムを使うつもり!?」

「あぁ〜、もうやっぱりこうなったぁ〜!」

再び操られるかもしれない事を受けて全身から冷たい汗が流れるフェイトと、管理局員を同行させたデメリットが現実になりそうな展開に嫌そうな顔で嘆くマキナ。そんな彼女達に嗜虐心をくすぐられながらライマーは司令官用端末でモニターを投影、そこには絶対兵士プログラムのパスワード入力画面が表示されていた。

「アレが発動したら敗北は必至、その前に端末を壊すしかない!」

マキナの一声でハッとしたフェイトは急ぎライマーに突撃し、振りかぶったバルディッシュが端末に届くかと思われたその時、一瞬で間に入り込んだ骨のクローに刃が止められてしまう。

「り、リニス!?」

「(最悪だ、このタイミングで復活かよ!)」

「だからさっきの間に浄化しておくべきだったのに!」

時間を置いたせいで回復したリニス・アンデッドは、先程の戦闘を上回る俊敏さでフェイトを襲撃する。流石のフェイトも襲ってこられては対処せざるを得ず、焦燥感と悲壮感の中、望まない戦いを繰
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