―Cyber VS Destiny―
[3/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
『魔法カード《オーバーロード・フュージョン》! 墓地の機械族モンスターを除外することで、闇属性・機械族モンスターを融合召喚する!』
亮の最後の切り札であるモンスターを呼ぶ為のカードの一つ、オーバーロード・フュージョン。
墓地からサイバー・ドラゴンたちが次々と除外されていく……その数は、八体。
それほどの融合素材を使うモンスターカードなど、絶対に決まっている……!
『現れろ! 《キメラテック・オーバー・ドラゴン》!』
キメラテック・オーバー・ドラゴン
ATK?→6400
DEF?→6400
亮のデッキの切り札的存在である、キメラテック・オーバー・ドラゴン。
オーバーロード・フュージョンのカードたった一枚で現れるにもかかわらず、その攻撃力は軽々と《サイバー・エンド・ドラゴン》を超える。
以前の亮には、『リスペクトから反する』として、使用を遠ざけられていたらしかったが、真のリスペクトデュエルを追い求めるという亮の目的の為に、今では切り札扱いという大出世を果たしていた。
『キメラテック・オーバー・ドラゴンの効果が発動する前に、伏せていた速攻魔法《異次元からの埋葬》を発動する。除外ゾーンから、《サイバー・ドラゴン》三体を墓地に戻す』
キメラテック・オーバー・ドラゴンのデメリット、自分のフィールドをリセットする効果が発動する前に、恐らくはブラフとして伏せられてあった《異次元からの埋葬》が発動された。
次なるターンへの、亮の作戦の布石だろう。
『バトル! キメラテック・オーバー・ドラゴンで、ダッシュガイに攻撃! エヴォリューション・リザルト・アーティレリー》!』
八門の砲台から、それぞれ一撃必殺の威力を持った光線が煌めくものの、攻撃されたダッシュガイは自身の効果により守備表示。
残念ながら、エドに対してダメージは与えられない。
『……ターンエンドだ』
『僕のターン、ドロー!』
亮の切り札であるキメラテック・オーバー・ドラゴンに対し、絶対に攻撃力では勝てはしない。
そもそもD−HERO自体の攻撃力が全体的に低いようだし、ここは守備表示で耐えるのが順当だろうか……
『僕は魔法カード《オーバー・デステニー》を発動! セメタリーにいるD−HEROである、《D−HERO ダッシュガイ》を選択することで、そのレベルの半分以下のD−HEROをデッキから特殊召喚する! カモン、《D−HERO デビルガイ》!』
D−HERO デビルガイ
ATK600
DEF800
このゲームにおいて、ステータスが全てでないことなどもちろん良くわかっているが、やはり一番最初に目に付くのはステータスであることは否定出来ない。またも現れたD−HEROは、ステータスだけを
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ