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陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
海上戦終幕
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「あぁ....少し動き過ぎたみたいで昨日の傷が開いたみたいでな」

電に手当てしてもらった後に入った風呂ドックで傷は塞がったと思ったがまだ完全ではなかった様で傷が開いてしまったようで傷周りが熱を持ち始めているようだ。

「そりゃ早く手当しないといけねぇな」

「あぁ、早いとこ戻ろう」

ふっとどちらともなく口元を緩めながら歩を進めていく。早めに止血しないとまた昨日の二の舞になりかねないしな



「大分離れてたみたいだな。...大丈夫か優?」

「おぉ...」

数十分歩きようやく鎮守府に到着した。血を流し過ぎたのか優の顔色は悪く、いつもより生気もない。どちらとも未だ血は止まらず歩いてきた道を示すように血痕の跡が続いている。

「帰還しましたっとと」

ゆっくり戸を開き帰宅?の声をかけると同時に足から力が抜けて膝をついてしまう。また貧血か?

「お帰り〜。あらら思ったより派手にやられちゃってるね〜」

「ただいま李悠。優は少し頑張り過ぎてしまったみたいでしてね」

「...こんなん頑張った内に入らねぇって」

「そんなことは無いですよ。充分頑張ってくれました」

ダラリと床に座りながら声をかけてきた李悠に答えると荒い息づかいながら優が苦笑い気味に笑う。ボロボロになりながらも艦攻機を全機撃墜させておきながら何言ってるんだかな。

「一先ず優の傷を手当てをしなくては、どなたかお願いできますか?」

「あ、私がやります!」

「貴女は確か...比叡さん、でしたね。出血が酷いので早急に止血をお願いします」

「はい!気合い!入れて!治療します!」

辺りを見渡しながら声をあげると元気な声の女性がこちらに近づいてくる。どこかで聞いた声だと思ってたが姿を見て金剛の妹の比叡だと思い出す。気合を入れた比叡は俺の近くまで来るとゆっくりと優の腕を肩に担ぎ壁際に運んでいく。

「暗闇さん李悠さん〜」

不器用そうな性格だと思っていた比叡の中々の手際の良さに驚いているとと廊下の方からパタパタと電と響がこちらに駆けてくる。響の手には治療箱、電は何故か腕いっぱいに包帯を抱えている。そんなに使うとは思わないが

「お待たせしましたのです」

「すまない。治療箱を探すのに手間取ってしまった」

「ううん、そんなに待ってないから大丈夫だよ〜」

「そういってもらえると助かるよ。それじゃあ早速治療を始めよう。電は彼を、私は君だ」

電に指示し終えると響は李悠の治療に取り掛かる。確かに未だ出血している李悠を置いてゆっくり話していられない。

「暗闇さんは私が手当してしますのです」

「はい、お願いしますね」

ニコニコと笑う電に返
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