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陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
海上戦終幕
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集弾性は先程より格段に低いが弾幕さえ張れれば鬱陶しがって追いかけてきてくれる筈だ。
「(警戒しているが追いかけて来てくれてるな)」
二本目の予備マガジンを差し込みながら状況を確認する。砲弾や魚雷を避けながら誘導地点まで約二百メートルの所まで誘導することが出来た。しかし戦艦三人は前衛、空母二人は後衛、中破している島風は最も攻撃を受けない戦艦と空母の間に挟まれている為誰一人として大破させることは出来ていない。
『優から暗闇へ伝達。敵艦攻機に発見された。今交戦中だが行動指示をくれ』
「暗闇から優へ伝達。一先ず無線で位置情報を飛ばせ。。こちらで交戦している空母の周りに艦攻機は確認できないことを考えると発見したお前の元に全機向かっている筈だそのまま交戦し全て撃ち落とせ」
後ろから艦娘達が追いかけていることを確認しながら孤島の方に向かっていると優から無線が入る。交戦中と聞き短めに指示を伝える。今李悠達の所に艦攻機に行かれては俺の誘導が無駄になるので優には最低でも交戦中の艦攻機は撃ち落としてもらわなきゃならない
『了解だ。位置情報は送ったから全機撃墜し終えたらまた連絡する』
「了解」
無線が切れて数秒後に端末が小さく震えた。艦娘達に気をつけながらポケットから取り出す。数度画面を弄り先程李悠に見せていた海域全体のマップを表示して位置情報を更新する。すると海域全体のマップ内に二つの赤点が表示される。一つは動かず点滅、もう一つは動いているが点滅していない。これは李悠と優の居る位置を示している。点滅しているが動いていない点は李悠、点滅していないが動いている点は優だ。赤点の点滅は位置情報を送った無線の所有者の身体状態を表していて重症になるにつれ点滅が早くなり、黒点になると死亡を表す。
「(…大分離れたな。向こうは優に任せるしかないか)」
マップを見て気になったのは優の位置。李悠援護の為援護しやすい海を見渡せるポイントに移動してもらっていたが今は森の中を李悠たちから離れるように動いている。これでは李悠達の援護は不可能に近く、こちらも援護に向かうことは出来そうにない。敵を離してくれているのに態々見つかりに行く必要は無い
『李悠から暗闇へ伝達。もう数分で近場の空軍基地から空爆攻撃が来るよ』
「了解。あとは時間稼ぎだ。李悠は弱っている島風と空母二人を行動停止にしろ。この距離だ確実に決めろ。未浪は狙いにくいと思うが戦艦三人を狙って分断する様に仕向けてくれ。後は俺がやる」
『『 了解』』
無線から声が消える。端末をしまい、足を止めて振り返る。もう追いかけっこはお終いだ。空爆の時間までこちらも攻めに転じさせて貰う
「追いかけっこは終わりか?」
「えぇ。ここからはこちらが攻めさせ
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