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陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
海上戦終幕
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を啜りながら傷の具合を確認すると歩くには問題ないようだ。四つのカップをテーブルに置き終えた李悠が声をかけると少女は戸惑いながらも空いている席に腰を下ろした。

「それで〜君がここに来た理由は何かな〜?」

「え、えっと〜大した理由ではないんですけど」

シュッっとジッポで葉巻に火を着けながら来た理由を問う李悠に少し戸惑い気味の少女。何か裏があるのか?

「構いませんよ。どうぞおっしゃってください」

「で、では、...貸出兵の隊長さん...暗闇さんにこ、告白をしたいなって... 」

「「「え?」」」

少女が告げた言葉に俺を含めその場にいた全員が素で驚きながら少女の方に視線を向ける。少女はこちらの声に気づかなかった様で顔を真っ赤にしてもじもじと身体をくねらせているだけだ。この反応からして

「(なぁ、その子探し人が俺だってわかっていないような気がするんだが)」

「(先程の言い方とこの反応からするとその可能性は高いと思いますね)」

「(それにしても暗闇に告白したいなんて...度胸あるよね〜)」

李悠達にだけ聞こえるような小さな声で聞いてみると思った通りの答えが返ってくる。多分彼女は俺の容姿をよく知らない、わかっていたらここに連れてくる前に何かしらのアクションを起こしている筈だからな。ま、ここは素直に答えてやろう

「...私が貸出兵隊長-暗闇と名乗らせていただきますが貴女が探しているのは私であっていますか?」

「ふぇ?...え?く、暗闇さん!?ほ、ホントに」

「はい。貴女が探している暗闇かはわかりませんが」

「...」

くねくねと動いていた体が止まった。と思った途端、赤かった顔が更に赤くなり湯気を出し始める。...湯気?

「え〜と...大丈夫ですか?」

「...」

「あはは〜完全にショートしちゃったみたいだね〜」

プスプスと壊れた機械のように顔を真っ赤にして湯気を立ち上らせる少女を見て李悠が笑い出す。関係者の俺からしたら笑い事じゃないんだが

「はぁ...未浪その子横に寝かせといてやれ」

「了解です」

「それにしても容姿もわからないのに部屋に来て告白の手伝いをお願いしにくるなんてね〜しかも告白相手が暗闇になんて」

「それは俺も疑問だな」

煙草に火を着け煙を燻らせながら少し考えてみる。少女の告白したい相手である暗闇は少女の反応から俺で間違いない。だが彼女は俺の容姿を知らなかった。では、どこで俺に好意を持つ?見た目がかっこいい可愛いと言うのは少なからず興味をもつ為には必要な筈だ。それに名前だけで好意を持つと言うのも可笑しな話だ。李悠も俺を貶すような言葉を言ったが俺の生い立ち、仕事をしっていれば当然
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