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陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
海上戦の幕開け
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いかのタイミングで岩陰から飛び出し一気に前方へ駆け出す。艦娘達はいきなり飛び出してきた俺に驚き速度を落とした。もらった!
「…ふふ、甘いわよ」
奇襲の成功を確信したその時俺と攻撃を加える筈だった艦娘の一人との間に別の誰かが割り込み切り上げたナイフを何か硬い棒のようなもので受け止められてしまった。
「バレてましたか」
「敵が潜んでいる場所なら警戒するのは当たり前でしょ〜?」
ギリギリと対峙するなかニッコリと笑顔を浮かべる女性-確か龍田だったか?それより頭の輪っかみたいのが気になって仕方がないんだが…
「ま、これも作戦の内ですけどね」
「うぉわ!」
「天龍ちゃん!?」
そんなことを思いながら龍田と競り合うなか龍田が庇った艦娘-天龍が声を上げながら吹き飛んでいくのが視界に映る。
「ん〜流石船だけあって硬いね」
「完璧なタイミングだ。取り敢えず戦力を分断するぞ。こっちの二人は俺が抑える。後方の敵は任せるな」
吹き飛ばされた艦娘がいた場所から李悠の声が聞こえてくる。俺はもともとフェイクで本命は李悠の攻撃、奇襲を警戒してるのは元々分かってたからその裏をかかせてもらった。龍田と李悠が吹き飛ばした天龍は近距離型と判断し俺がこの二人を、後方の艦娘六人は李悠たちに任せる。
「OK任せて。優 未浪援護射撃よろしく」
『了解』
『了解です』
李悠も俺の判断に賛成、随時通話状態にしてある無線からも優と未浪の了承の声が聞こえてくる。分断したとしても数的に負けているが見えないところからの援護射撃があればその優勢差も幾分か無くなる筈だ。
「そう言う訳でお二人の相手は自分がさせてもらいますね」
「ふふ、貴方一人で私達二人を相手するの〜?いくら貸出兵の隊長さんでも、それは無理だと思うわよ〜?」
「うらぁ!」
「…もう復帰しましたか」
ギリギリと競り合っていると龍田のすぐ後ろから李悠が蹴り飛ばした筈の天龍が龍田と同じ薙刀のような刃物を大きく構えながらこちらに飛び掛ってきているのが視界に入る。このままでは切られかねないのでナイフに力を込め龍田と距離を離す
「あらら〜逃げられちゃったわね〜」
「ちっ、外したか。龍田次は逃げられねぇ様ちゃんと押さえ込んどけよ」
「ふふ、分かったわ〜」
先程まで俺が立っていた場所には一寸の狂いもなく刃が振り下ろされており回避が遅ければ真っ二つにされていた。一瞬龍田たちの顔を見るとまるで強者がこれから弱者をいたぶるかのような楽しそうでそれで言って気味の悪い笑みを浮かべている。
「(成程、力は負けるが速度と機動性は俺の方が上…なら、スピードでゴリ押しする!)」
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