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陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
海上戦の幕開け
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にあったやつの事だよね?ちゃんと扱えるかな〜」

「自分も自信はないですが扱えなければ作戦の意味が無くなってしまいますしね」

煙草を吸っているとふと優に頼んでおいたことを思い出したので聞いてみると既に配置場所へ置いてくれていたようま

「主に使うのは俺と李悠だから心配しなくてもいい。全員分用意してもらったのはもしものとき用だ」

「そうなのか?てっきり全員使うのかと思ったが」

「それは状況によってだね〜無理に使う必要も無いし〜」

「それもそうですね。無理に慣れないものを使うのはリスクになりますし」

一応全員分用意してもらったが作戦上使うのは俺と李悠だけだ。攻撃で故障した際の替えにもなるし優たちが陸から離れると後方が疎かになるしな



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『貸出兵-暗闇、李悠、牧田 優、松谷 未浪、以上四名は今から三十分以内に作戦位置に移動しろ。時間経過後模擬戦を開始する。繰り返す…』

「来たみたいだな」

銃の手入れをしていると部屋に搭載されたスピーカーから兄貴の声が聞こえてくる。

「…全員準備はできてんな」

手入れしていた銃にマガジンを差し込みながら立ち上がり李悠達に声をかけると皆確認をとる必要は無いと言った真剣な顔付きで頷く。

「よし。こっからはおふざけ無しの命懸けの戦闘になっから先に隊長命令を伝えておく。…弾丸でどこ撃ち抜かれようが体のどこ吹き飛ばされようが一向に構わねぇが、絶対に死ぬな!這いずってでも生き残れ!わかったな」

「了解」

「おう」

「はい」

最後に隊長命令だけを伝え部屋を出る。新生貸出兵の初陣だ負ける訳にはいかない



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「こちら暗闇。全員ポイントにはついたな?」

『大丈夫だ』

『僕も到着しました』

鎮守府から一番近い岩陰に身を隠しながら無線に連絡を入れる。残り時間も一分を切ったが何とか全員ポイントにたどり着いたようだ。さて、あとは相手さんの数とここまでくるタイミングなんだが…

「約二百m前方に敵影。駆逐艦一、空母二、軽巡洋艦二、戦艦三の計八」

「了解。全員射撃体制で待機していてくれ。李悠距離二十mでカウントダウン頼む」

「オッケー。カウントダウン、十秒前」

李悠がいち早く敵の姿を見つけ距離と方向、数に艦種を伝えてくれる。二百mも離れているというのにここまで事細かく捉えられるのは李悠だけだ。優と未浪には射撃体制で待機してもらってるし思う存分暴れられそうだ

「五秒前、四、三、二、一」

「開戦だ!行くぞ!!」

ゼロが聞こえるか聞こえな
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