暁 〜小説投稿サイト〜
陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
海上戦の幕開け
[4/15]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
思いますけど」
李悠の問いに優たちが今回の作戦について不満を上げるがこれにも理由がある。流石の俺もこんな無茶苦茶な作戦を何も考えずに提案する程馬鹿じゃない
「それは分かっている。本当は前回話した作戦で行こうと思ったんだがこっちの方が簡易的で成功する確率が高いからな」
「それと気づいてたかわからないけど作戦会議中扉の前に誰か居たんだよ〜。多分今回の模擬戦にでる艦娘の誰かだとは思うけど〜」
「成程、聞かれていたのがわかっていたのであえて本命のような作戦を話したのですね」
「そういう理由があって変更したのか、てっきり伝える作戦を間違えたかと思ったぜ」
優と未浪は気が付かなかったみたいだが作戦を話していた時扉の前から人の気配が感じられた。息を殺したように全く動かない気配から偵察もしくはこちらの作戦を盗み聞きしに来たと結論づけ本格的な作戦の内容を話したという訳だ。
「流石に伝え間違いはしないさ。それに作戦は本格的なものよりシンプルな方がいい。一々作戦思い出しながらなんて俺と李悠でも出来ない芸当だっての」
「ホントそうだよ〜。一々この場所に移動してからとかなんて考えてたら命がいくらあっても足りないよ〜」
呆れたように笑う俺に李悠も同感だと相槌を打つ。そもそも作戦とはどのように動くかだけわかればいい。例えば相手の守りが薄い場合はそのまま攻めろでいいし、逆に守りが硬い場合は隙を見ながら前進とこんなものでいい。あとはその場その場の状況でさらに攻めるなり一旦引くなり変更して行けばいいのだ。
「それは言えてっかも知んねぇな。作戦ばっか気にしてたら注意力とか疎かになるし」
「付け加えるならその作戦通りに事が進むとも限らないわけですものね」
「納得してくれたんならそれでいい。んじゃ、これで確認は終わりな」
皆が納得してくれた所で話を打ち切り煙草に火をつける。本当は今話した作戦以外に模擬戦に勝てる確率がある作戦は思いつかなかっただけだ。戦力的にも相手の方が何倍も上だしな。優と未浪が感情に左右されず動けるといいが
「それより時間まで何してようか〜?」
「あと二時間くらいあるが工廠行くにしても微妙な時間だしな…」
「適当に雑談でもしてれば時間なんてあっという間だ。未浪悪いが珈琲入れてもらえるか?」
「あとはお湯が湧くまで待つだけなので少しお待ちくださいね」
雑談するなら珈琲でも飲みながらと思い未浪に頼むと既に準備をしていた様であとはお湯が湧くのを待つだけのようだ。ホント俺の部下達は仕事が早いよな
「そう言えば優頼んでたものは配置しておいてくれたか?」
「ん?おぉアレな、心配しなくても出来上がってすぐ配置してきたぞ」
「それって作戦
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ