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陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
海上戦の幕開け
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ない為油断はできない
「…これより敵主力部隊との戦闘に入る。各自自身の役割を全力で果たせ以上だ。…行くぞ!」
全員に向けた言葉を伝え、咥えていた煙草を吐き出す。そのまま一度小さく息を吸い込み駆け出す
「来たぞ!迎え撃て!」
「遅いよ?」
長門の主砲が俺に標準を合わせ終わる前に砲身の一つが吹き飛ぶ。弾道が後ろから来たところを見ると後ろからついてきている李悠がライフルで撃ち抜いたのだろう
「援護は任せたぞ李悠。俺はこのまま突っ込む」
「OK」
指示を出すと後ろから波をきる音が消える。それを耳で確認し俺はそのまま突っ込んでいく
「赤城と加賀、島風は李悠を、金剛と榛名は私と暗闇を狙うぞ!」
「李悠!上からの爆撃に注意しろ!艦攻機が向かってるぞ」
「分かってるよ〜…これは遠距離武器は不利だね」
視界内に入っていた艦攻機が李悠の元に向かって飛んでいくなかそれに続くよう島風も李悠の方に向かっていく。これじゃ李悠の援護は期待出来ないか
「…」
視線を長門たちに戻そうとした瞬間後ろから発泡音と共に俺の顔スレスレを何かが高速で通り過ぎていき少し離れた海面に水柱を立てる。
「Hey!暗闇余所見しちゃno!デスよ?」
視線を動かし長門たちを視界に入れると金剛の主砲の一つから黒煙が立ち上っているのが見える。
「…威嚇射撃とは余裕ですね。今の一撃で始末しなかったこと後悔しますよ?」
「ビックセブンは奇襲などしない。正々堂々正面から叩き潰す!」
一瞬思考が途切れたが何とか言葉を口にする。挑発的に言ったが正直威嚇射撃であった事に感謝している。全くの無防備だったあの状況で直撃していたら致命傷は確実だった。
「(もう手加減も油断もしない…全力で始末する)」
気持ちを切り替える為小さく息を吐きながら二丁のHGをホルスターに戻し腰に差してあるSMGに持ち替える。正面戦闘なら圧倒的に連射性能の高いSMGの十八番、ここからは俺の時間だ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「堂々と正面から戦う事には敬意を評しますが…相手と武器が悪かったですね」
「くそ…当たらん」
「速過ぎて狙いが定まらないデース」
「榛名の攻撃も全く当たりません」
正面戦闘において最も必要なものは機動性と連射性能の二つ。如何に速く弾が撃て如何に俊敏に動ける武器であるかで戦闘に天と地程の差ができる。その証拠に長門たちには小破程度の傷があるのに対し俺には天龍達に付けられた傷しかない。
「戦艦は確かに驚異ですが弾が当たらないのならただの動く的、勝ち目はありませんよ?」
「本当にあの威嚇射撃を後悔してきた
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