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陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
海上戦の幕開け
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李悠に伝えるといつもより速く回避行動をとった。いつもはギリギリまで避けない李悠の行動に疑問を持ったがその疑問はすぐ様消し飛ぶ
「はは、笑えねぇ」
「ホントだよね…」
砲弾が着弾した瞬間巨大な水柱が立ちお構い無しに俺達に海水を浴びせたがそんなことを気にして入られない。たった一発だ。たった一発であれ程の水柱が立ち海面が地震の如く揺れる。大怪我なんてもので済まない、戦闘不能になるなんて当たり前、四肢のどこに当たっても確実にその部分は無くなる、胴体になんて当たったら本当に木っ端微塵に吹き飛ばされる。
「お前よく躱し続けれたな」
「威力は凄いけど当たらなければどうってことないしね。怖気づいちゃった?」
「バカ言うな。あんなの四方から飛んでくるミサイルの嵐に比べりゃ可愛いもんだ」
「あ〜あれも凄かったよね」
目にかかった髪を掻き上げながら昔あった話を出すと思い出したのか李悠は苦笑いを浮かべる。あれはほんとに死ぬかと思ったな
「あと数機飛んでるがあれは優たちに任せるぞ。俺達はあっちだ」
「うん、行こうか」
指さす方向には薄まった煙玉スモークグレネードの煙。未だに動きはないが的確に砲弾を撃ってきたという事は探知機で見つけられる程煙が薄くなっているということだ。それなのに何故動かないのかは明白、俺達を誘い込む為だ。だが、それは俺達にとっても都合がいい
「…こりゃまた凄いな」
「待ち構えてますって感じだよね」
煙草を咥えながらゆっくりと近づいていくと先程の倍以上の艦上機が空を縦横無尽に飛び回りその下では堂々と待ち構える六人の姿が見えてくる
「戦艦が三人ですか。随分と高く見られてるみたいですが所詮人間数人。それに対して戦力を使いすぎでは?」
「貸出兵にはそれだけの戦力があるという事だ。もしかしたらこれでは足りないかも知れんがな」
約十m程の距離を空け止まる。ざっと辺りを見渡してみただけでも圧倒的にこちらが不利だ。そんな悪態をつくと長門はふっと口元を緩める。いやいや、あの威力の砲弾を撃てる戦艦が三人もいたら十分過ぎる以前にオーバーキル待った無しだぞ?
「oh!暗闇。まさかこんな形でまた会うとは思いませんでしたネ」
「自分もそう思いますよ。まさか今回の模擬戦に金剛さんもいるなんて思いもしませんでした」
「ねぇ、あれが前に暗闇が言ってた金剛さん?何か凄いフレンドリーと言うかノリの良さそうな人だね〜」
「あぁ。良すぎるとは思うが、あれでも高速戦艦の一人だからな油断するなよ?」
俺に気がついた金剛が全力で手を振っている様子に苦笑いが零れる。李悠も金剛のノリに少し困惑気味のようだ。しかしあんな感じの金剛だが戦艦には違い
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