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陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
海上戦の幕開け
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れがいい。それじゃあまたな」
「はい、またなのです」
端末を確認すると七時少し前、そろそろ部屋に戻る時間なのだが無理して動きそうな電に釘だけ刺して部屋を出る。さて、ちゃんと起こしてくれてるといいが
「全員起きてるか?」
「お、暗闇着任そうそう朝帰りとは流石だな」
「優さんまずは挨拶ですよ。おはようございます暗闇さん」
部屋に入るとテーブルを囲むように座っている優と未浪が声をかけてくる。それはいいとして優、一応隊長である俺に対してその言い草は流石にダメだろ
「おはよう。それと朝に帰ってきたが別に何もしちゃいない。それより李悠はどこにいった?」
「流石にまだ早いわな。李悠なら今朝食頼みに行ったはずだが」
「誰か扉開けて〜」
「来たみたいだな」
優たちと話していると扉の前から李悠の声が聞こえてくる。自分で扉を開けられないとなると両手が塞がっているのだろう。ちょうど俺が扉近くにいたので扉を開けてやる
「お待たせ〜あ、暗闇も帰って来てたんだね〜」
「ついさっきな。朝食を持ってきたみたいだが二人分しかないぞ?あと二人分はどうした?」
扉を開けると両手にお盆を乗せた李悠が立っていた。しかし両手に乗せているお盆は二人分の朝食だ。これでは二人しか食べられない
「どう頑張っても持っていけないからもう一周しようかなって」
「それなら、優か未浪を連れていけば良かっただろうに…。んならあとの二人分は俺が取りに行ってくる。李悠は先に確認と整備をしておいてくれ」
「了解〜」
李悠が中に入ったのを確認し扉を閉める。朝食を取りに行くんだから取り敢えず食堂に行けばいいだろ。
「(はぁ…やっぱ並んでるよな…)」
食堂に着いたのはいいが受け渡し口と思わしき場所には既に長蛇の列が出来ていた。それを見るや一気に気持ちが落ち込む。俺にとって長々と待つのは正直拷問も同じだ。
「あれ?提督今日はお早いのですね」
「申し訳ありませんが自分は提督ではありませんよ?」
列の長さに脱力していると俺を兄貴と間違えた少女が声をかけてくる。見た目は極々普通の女子高生だが彼女も艦娘なのだろうか?
「え?…あ、ホントだ!す、すみません!」
「いえいえ気にしないで下さい。申し訳ありませんがお名前を聞いても」
「はい!吹雪型一番艦の吹雪と言います」
「吹雪さんですね。私は数日前に移籍した暗闇と言います。これからよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくおねがいします。「吹雪ちゃん〜置いてっちゃうよ〜?」あ、ちょっと待って、それでは私はこれで失礼します」
ペコリと頭を下げ食堂の入口付近にいた少女
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