113章 信也と竜太郎、本田宗一郎を語り合う
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、世界からも注目ですもんね、竜さん!」
「でも、同じ業界からは、嫉妬や皮肉も多くてね、しんちゃん。あっははは」
「あっははは、あんなの、どうでもいい連中ですよ、竜さん。ああ、おれ、酔っちゃいました、
あっははは。
竜さん!竜さんも、いずれは、エタナールの社長になるんでしょうけど、
経営者には、絶対に、子どものような、純真な心が必要だと思いますよ。
おれの好きな経営者に、ホンダの本田宗一郎さんがいるんですけどね。
本田さんは、こんな言葉を語っているんですよ。
『技術と芸術の共通点は、自分に忠実であることが、悔いの残らないものを作るための、
最低条件であるという点だ。私が最も美しいと思うものを、
同時代の多くの人もそう思ってくれると信じてきた』ってね、いいことを言っていますよね、
本田さんって、一流の芸術家でもありますよね、こんな考え方ができるんですもん。
おれ、本田さんの言葉で、一番のお気に入りかなあ、これが!
別冊宝島の『本田宗一郎っていう生き方』に載ってたんですけどね!」
「いい言葉だね、しんちゃん、
本田さんも、童心を忘れないで大切にした素晴らしい経営者だったんだね、
おれも尊敬しちゃうな。あっははは」
信也と竜太郎は、目を合わせて、陽気に笑った。
≪つづく≫ --- 113章 おわり ---
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