第19話 騒乱
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丈夫ですか!? 一体、怪我を負っているなんて何が起こって」
「話せば長くなる。だから、要点だけ伝えるぞ。オハラは、もうすぐ海軍の船による一斉射撃によって焦土と化す。その前に、お主達は直ぐに島から脱出するんだ」
「島から脱出? クローバーさん達はどうするんですか?」
「儂らは、彼処にある資料達が燃えて消えてしまわない様にしないといけない」
「クローバー博士、時間が有りません急がなければ!」
「わかった。お主達は、一刻も早く島から脱出するんだ!」
それだけ言って、燃えている図書館へと走って向かおうとする二人。少ない情報で判断してみると、海軍達がオハラの学者達を捕まえようとしている事だけが分かった。しかし、何故いきなり? しかも、図書館へ火を放ったのは海軍のようだし、この後も島に向けて一斉射撃を行うという過激な方法。
とにかく、このまま何も知らずにクローバーと別れるなんて選択肢はあり得なかった。それに、先に図書館に向かわせた天龍と夕立の二人とも合流しなければ。
「待ってください。俺達も、本を外へ運び出す手伝いをします」
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