第94話
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ったな!)
(ハア………)
ギレゼルは陽気に笑い、ルファディエルは疲れた表情で溜息を吐いた。
その夜、ロイド達は中央広場のレストランでノエルの送別会を開いた。セルゲイやキーアはもちろん、ツァイトも特別に入店させてもらい、楽しくも名残惜しい夜は過ぎて行き……そして翌朝―――荷物をまとめたノエルは特務支援課のビルを去って行った。
〜早朝・ジオフロントC区画〜
「んーっ………!っと、何時だっけ?……って、もう朝かよ!?」
翌日、徹夜で端末を操作していたヨナは時間を見て驚いた。するとその時ヨナのお腹が鳴った。
「はあ……さすがに腹が減ったぜ。んー、あのピザ屋、何時からやってたっけ?たしかあの店、導力ネットを試験導入するとか言ってたよな……フフン、調べりゃ一発で……あれ……?なんだ……?このゴミみたいなデータ……」
そして朝食を頼む為にヨナは端末を操作していたある違和感に気付き
「いや、データじゃないのか……?……構造体……?いや、それよりも遥かに……………なんだよ――――コレ。」
違和感に気付いたヨナはさらに端末を操作して違和感の正体を見て、呆けた表情で呟いた。
2日後――――
クロスベルの国家独立の是非を問う、住民投票が施工された。
その結果は、即日開票され………その1週間後―――クロスベルは”運命の日”を迎えた。
まず国家独立の是非を問う住民投票の結果は7割以上の投票を以って『国家としての独立』が採択され………ディーター市長は周囲の反対を押し切って国家独立を宣言し………国家独立するにあたってさまざまな宣言をした。その宣言の中には強力な国防・治安維持能力をもつ組織として、警察と警備隊を統括する『国防軍』なる組織の存在の設立もあった。
そして周辺諸国の反応はエレボニア、カルバードの両大国は提言を断固却下し………リベールとメンフィルは独立宣言は性急、レミフェリアは事実確認を要請中という意見を出し……そしてアルテリアは公式上の発表予定はないとしているが、『国家は1日で成るものではない』とコメントをしている。
また市内でも突然発表で混乱し………歓迎する声もある中、困惑する声もあった。
さらにディーター市長はオルキスタワーにて緊急会見を開き、IBCが預かる各国の全資産の凍結を宣言、クロスベル独立を承認しない限り資産凍結は解除しないとした。その行動によって各国の経済に甚大な影響を与え始めていた。
そしてディーター市長の行動に業を煮やしたと思われるエレボニア、カルバード政府に加えてメンフィル政府はそれぞれ公式会見を行い、即座に資産凍結を解除するようクロスベル自治州、IBCに要求。要求を
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