第94話
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気になります。あの”道化師”の少年……ノバルティスという博士……財団を超えるネットワーク技術を確かに持っているようでしたから。」
「………………………」
そしてティオの意見を聞いたロイドは考え込み
「―――わかった、手伝おう。ただし、明らかに違法なハッキングは控えてもらうぞ?それと地下で何日も過ごさないで部屋のベッドで寝る事。それが条件だ。」
ヨナの依頼に頷いた後条件を出した。
「おいおい、勘弁してくれよ〜?なんでこの天才ヨナ様がそんなリアルに合わせないと―――」
ロイドの条件を聞いたヨナは条件を跳ね除けようとしたが
「ジロッ……」
「うっ………」
ロイドに睨まれて怯んだ。
「ふふっ、そういうのはロイドは厳しいものね。」
「まあ、そんくらいの条件は呑んだ方が無難かと。」
「あーもう、わかったよ!その条件でいいからとっとと連れてってくれ!制限ガチガチのオルキスタワーの端末なんてもう耐えられないんだってば!」
「ま、本音はそんなトコか。」
「うーん……やっぱり少し不健全だなぁ。」
「う、うっせーな。それでC区画だけど……もう準備はいいのかよ?他のジオフロント区画と同じく、魔獣とかいると思うぜ?」
「そうだな……大丈夫だ。」
ヨナに尋ねられたロイドは頷き
「へへ、そんじゃとっとと降りようぜ。」
「降りるって……」
「どういうことだよ?」
ロイドの返事を聞いて言ったヨナの言葉を聞いたノエルとランディは不思議そうな表情をした。
「ああ、C区画の入口はこの灯台にあるんだぜ?知らなかったのか?」
「そ、そうなのか?」
「フフン、見てなって。」
驚いているロイドを見たヨナは自慢げに胸を張った後灯台の壁に仕掛けてある装置に触った。すると壁が動いて扉が現れた。
「こんな所に………」
それを見たエリィは驚いた。
「よし、そんじゃあとっとと入るとしようぜ。」
そしてヨナは扉を開いてジオフロント内に入り、ロイド達も追って行った。その後ジオフロント内を探索したロイド達は途中に現れる魔獣を倒しつつ進んでいると端末室の前に巨大な清掃ロボが現れ、その清掃ロボがネットワークを通じて自分達の正体を見破った事に驚きつつも撃破をして、ヨナの目的である端末室に入り、ヨナは端末で調べ始めた。
〜ジオフロントC区画〜
「フンフン……どうやらさっきのマシンは1ヵ月前に放たれたみたいだな。無線で導力ネットに接続する装置が詰まれてたらしくて……『ノバルティス』とかいう管理者名が記録に残ってるぜ。」
「ノバルティス……あの白衣の男か。」
「どうやら”結社”の中でもかなりの地位の人みたいだけど。」
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