外伝〜古戦場の調査〜後篇
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……”あの方”の治療に行けるそうです……………」
「―――ならば構いません。私にとっても貴女―――いえ、メンフィル帝国と”六銃士”やその仲間の方達に加え……”嵐の剣神”達も加わっている”貴女達の勢力”は私の目的の…………”血染めの(ブラッディ)シャーリィ”……いえ、あの襲撃に関わった武装集団全てへの復讐の為に…………そして今後の為に必要ですので”黒月”のように裏切るつもりはありませんので、ご安心ください。」
チキの返事を聞いて頷いた後全身に膨大な憎しみを纏わせて不敵な笑みを浮かべて言い
「………………………」
「お前…………………」
「――――貴女の諜報能力や戦闘能力………期待させていただきます………銀様……………」
リーシャの表情やリーシャが纏っている空気を見たエルファティシアは重々しい様子を纏って目を伏せて黙り込み、ネネカは真剣な表情でリーシャを見つめ、チキは静かな表情で言った後会釈をし
「お任せ下さい。ですが”赤い星座”………いえ、”血染めの(ブラッディ)シャーリィ”だけは必ず私がこの手で殺さないと気がすみませんので、そこの所も他の方達に伝えておくのを忘れないで下さい。」
「………了解しました……………ただ………仇を見つけたからと言って……………周囲を確認せず……………単独で挑むような事はできるだけ………避けて下さい……………勿論貴女を心配している事もそうですが……………現在の私達には………貴女のように諜報能力に……特化した方はいらっしゃいませんので…………」
「…………その程度の感情のコントロールはできますので、心配無用です……………―――行きましょう。」
そしてリーシャはエルファティシア達と共にその場を去り、ロイド達はタングラム門に戻ってダグラスに報告をしていた。
〜タングラム門〜
「―――以上が今回の依頼の顛末です。おそらく、これ以上軍用犬による被害がでることはないと思います。」
「………なるほどな………」
報告を聞いたダグラスは考え込み
「え、えっと……」
「なんだ、ダグラスの兄さん。すっかり黙っちまってよ。」
「軍用犬を退治しなかったのはやっぱマズかったでしょうか?」
ダグラスの様子を見たロイドは戸惑い、ランディとノエルは尋ねた。
「……いや、上出来だろうぜ。予想を超えた結果なんでちょっとおどろいちまってな。」
「まあ、軍用犬を説得したなんて、普通に考えてありえないしな……」
「た、確かに信じられないかもしれないわね。」
ダグラスの言葉を聞いたリィンは苦笑し、エリィは疲れた表情で言い
「でも、事実ですから問題ないかと。」
二人の言葉にティオが指摘した。
「……いや、結構だ。穏便な
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