外伝〜旧市街の復興支援〜後篇
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各国と話し合う必要があるさまざまな取り決めが必要ですしね……」
尋ねられたエリナは微笑み、シャマーラとセティは苦笑した。
「なるほど…………とすると君達は将来、ユイドラの”工匠”達による会社のようなものでも立ち上げるのかな?」
「まあ、それには近くなる形になるかもしれませんね………」
説明を聞いたワジは頷いた後尋ね、尋ねられたエリナは静かな表情で答えた。
「にしてもさまざまな問題も抱えているから、凄く気の遠くなる話にならないか?」
「フフ………お忘れですか?私達姉妹全員は純粋な人間ではなく、異種族の血がそれぞれ入っていますから”闇夜の眷属”のように気の遠くなるような寿命があるんですよ?」
そしてギヨームに尋ねられたセティは微笑み
「フフ、なるほど。寿命が長い君達だからこそできる真似って訳だね。こりゃエプスタインもそうだけどZCFやラインフォルト、ヴェルヌも危ないかもねぇ?」
「下手したらこの嬢ちゃん達が立ち上げた会社に全て吸収される羽目になるかもしれないんじゃねえか?」
「アハハ、さすがにそれは言いすぎだよ〜。」
セティの説明を聞いて静かな笑みを浮かべて言ったワジと考え込みながら言ったギヨームの言葉を聞いたシャマーラは苦笑した。
「勿論、旧市街の方達のような日々の生活が厳しい方達でも年齢を問わずに講習を受けられるような体制も考えていますので安心して下さい。」
「材料は今回の”Uマテリアル”のように基本、外で採取するから、材料代はかからない上、技術を覚えたらすぐに売れるから”工匠”になれば、生活はかなり楽になると思うよ♪」
そしてセティとシャマーラはそれぞれ微笑みながら説明を続け
「へへっ。若いのに立派な考えじゃねえか。俺は応援させてもらうし、もし実現したら俺も嬢ちゃん達の生徒として技術を習いに行くぜ。」
「わあ……!」
「フフ、一人目の生徒を確保できましたね。」
説明を聞いたギヨームは口元に笑みを浮かべて言い、ギヨームの言葉を聞いたシャマーラは嬉しそうな表情をし、エリナは微笑んだ。
「………自分も陰ながら応援している。………Uマテリアルの加工の仕方なども含めて改めて礼を言うぞ、ディオン3姉妹。」
「教えてもらった材料も旧市街の連中でも取りに行けるような場所にあるしな。お前達のおかげで旧市街の復興の進行は大きく進む事になるだろう……俺からも礼を言わせてくれ。」
「フフ、私達みたいな若輩者が皆さんのお役にたてたのなら幸いです。……………あ、そうでした。手伝いの方も一通り済んだのですが………」
アッバスとギヨームの言葉を聞いたセティは微笑んだ後ある事を思い出してアッバスに言った。
「そうか……ご苦労だったな。炊き出しまで時間があ
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