外伝〜旧市街の復興支援〜前篇
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は各場所に赴き、それぞれが必要としている手伝いを行ってもらいたい。」
「なるほど………どれも重要そうな作業ですね。」
アッバスの説明を聞いたエリナは真剣な表情で呟き
「ちなみにここでは何の作業をしているの?」
シャマーラはギヨームにある事を尋ねた。
「ああ、ここでは壊れた建物を直すための建材を見繕ってんだ。一応、工房で余った素材なんかも使えそうなんだが……さっき、重大な問題に気付いてな。」
「問題……ですか?」
ギヨームの言葉を聞いたセティは不思議そうな表情をした。
「ズバリ、建材を組む為のネジやら釘やらが足りねえんだ。このままじゃ、修繕すらままならねえ状況ってこった。」
「外に色々と散らばっていましたが……落ちてる廃品は再利用できないのですか?」
ギヨームの答えを聞き、ある事が気になったエリナは尋ねた。
「ふむ、一応カノンという子供に頼んではいるのだが……」
「ま、あれはどちらかというと資金調達のためにやってもらってることでな。それに強度の問題もあって、なるべく新品を使いてえんだ。」
「やれやれ、難儀なことだねえ。それじゃあ、どこかからネジや釘を仕入れてこいってことなのかな?」
二人の話を聞いたワジは溜息を吐いた後尋ねた。
「いや、それよりも断然いいものがある。武具の改造などに使っている”Uマテリアル”を使うんだ。あの素材があれば、その辺のものは作れちまうからな。」
「”Uマテリアル”か〜………あれ自体はなかなか手に入りにくい材料だよね?何個必要なの?」
ギヨームの話を聞いたシャマーラは考え込んだ後尋ねた。
「そうさな………10個もありゃ釣りが来るだろ。どうだ、調達を頼めるか?」
「………………………そうですね……勿論調達してきますが………今後の事を考えて”Uマテリアル自体”をいっそ”創って”みませんか?」
ギヨームに尋ねられたセティは考え込んだ後尋ね返し
「へえ?」
「………マジか?だったら是非とも創り方を教えてもらいてえんだが………あの素材は何にでも使えるし、そこそこ良い値で売れるから、資金にもなるしな。」
セティの言葉を聞いたワジは目を丸くし、ギヨームは目を丸くした後驚きの表情でセティ達を見つめて言った。
「ええ、そのぐらいでしたら。……ただ、材料がないのでそちらの方も”Uマテリアル”自体の調達と共に今から調達してきますね。」
「ちなみに”Uマテリアル”を創る材料は廃品やクロスベル市外の街道の市内に比較的近い場所で手に入ると思いますので、元値はかなり安く済むと思います。」
ギヨームの言葉にセティとエリナはそれぞれ答え
「ちょっと気になったけど、君達はそれでいいのかい?自分達が試行錯誤して開発
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