第93話
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な。」
「寂しくなりますけど……納得するしかありませんね。」
「ノエルも………いなくなっちゃうのー?」
キーアは不安そうな表情でノエルに尋ね
「あはは……うん。キーアちゃんに会えなくなるのはすごく寂しいけど……」
「……そっか……」
ノエルの答えを聞いて残念そうな表情をした。
「でも、またいつでも遊びに来ちゃうから……!それこそまたみんなで………………」
キーアの表情を見たノエルは無理やり笑顔を作った後、空いている3つの空席に視線を向けて黙り込んだ。
「……本部でしばらく指揮を執る事になった局長とアル警視は仕方ないとして……エルファティシアさん、一体どこに何をしているのかしら……?」
エルファティシアがいつも座っていた席に視線を向けたエリィは不安そうな表情で呟き
「昨日の内に局長から休職の許可を貰った後、そのまま行き先や理由も告げずに姿を消したものな………」
ロイドは複雑そうな表情で言った後溜息を吐いた。
「エルファティシアさんもそうですが……復興を手伝っていたリセルさん達までクロスベル市から姿を消した事にも疑問ですね。特にリセルさんはヴァイスさんの正妻であり、右腕のような存在だったのに………」
その時ティオは考え込みながら呟き
「うん……襲撃の時のそのリセルさんっていう人達の活躍を聞いた副司令、一人でもいいから何とか警備隊に来てもらいたかったらしくて、復興を手伝っているリセルさん達に接触して警備隊に勧誘したらしいんだけど………本当にどこに行ったんだろう。」
「特にあのガルムスって言う爺さんは絶対欲しいだろうな。なんせ、叔父貴を一人で制圧するギュランドロスのオッサンクラスの”化物”だしな。」
「しかもよりにもよってあの”赤の戦鬼”と同じ”戦鬼”を名乗っているらしいねえ。警備隊に入れば即戦力どころか切り札みたいな存在になるのは間違いなしだろうね。」
ティオの言葉にノエルは頷いた後溜息を吐き、ランディは目を伏せて呟き、ワジは口元に笑みを浮かべて呟き
「あたしは”魔導功殻”だっけ?そっちの方が気になるな〜。復興で忙しくて話す暇がなかったのが非常に惜しかったよ……」
「ええ……人形なのに自らの意志を持つどころか私達人々が持つ感情まであり、さらに治癒魔術―――それも最上位クラスの魔術まで扱えるなんて……」
「一体どのようにして創られているのでしょう?」
「話を聞く限り、シェラ様達のような”機工種族”とは全くの別物のようだしな……一体どんな存在なんだ?」
シャマーラが呟いた言葉にセティとエリナは頷き、リィンは考え込んでいた。
「……リセルさん達も含めた局長達の”協力者”達みんな、エルファティシア
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