第七話〜勝利と思惑〜
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と同時に前衛の無頼がエリオのいる後方に向くためにランドスピナーを使い中心地旋回しようとする。しかしそこで後衛の無頼のスラッシュハーケンが絡まりさらにバランスを崩す二機。後衛の無頼は前につんのめる形に、前衛の無頼は横に倒れる形になる。
ライ『ライトニング3、後衛の背部コンテナを破壊しろ!』
ライの指示を聞き、すぐに構えるエリオ。前のめりになっている後衛の無頼の背部コンテナ、元々はコクピットの部分はエリオの目の前であった。残っていた二発のカートリッジを消費し突撃する。
エリオ「一閃必中!」
掛け声と共にコクピットを貫き真っ二つにする。そしてその無頼は沈黙した。
キャロ「エリオくん!後ろ!!」
敵を一機破壊したことで安堵していたエリオは反応が遅れてしまう。エリオが振り返ってみるとそこには立ち上がり右腕を振り下ろそうとする無頼の姿があった。
エリオ「……あっ…」
自分の今の状況を理解できたエリオは口から呆然とした言葉をこぼす。しかしそんな中よく通る声がエリオの耳に届いた。
ライ『ライトニング1』
それはただコールサインを読んだだけであった。しかしそれは絶対的な自信をふくむ声。それを聞くだけでエリオは理解した。自分は助かるのだと。
そして目の前の無頼は転んだ時のように再び横に倒れる。しかし前回と違うのは背部コンテナが横に切られていることと、その後ろにハーケンフォームの愛機・バルディッシュを握るフェイトの姿があったことであった。
なのはとフェイトは始め、敵の増援の足止めに苦労していた。しかしライからの通信で指示をもらい短時間でガジェットを殲滅できていたのだ。
こうして、ライトニング分隊の初出動は幕を閉じた。
リニアレール前部車両・屋根
車両が止まる数分前にティアナとスバルは月下と再び向き合っていた。そんな中、ライからのカウントが始まる。
ライ『…カウント5・4・3・2・1・0!!』
カウントがゼロになった瞬間スバルは月下に向けて突っ込み、ティアナは月下とスバルの乗る車両と隣り合わせの車両の屋根に乗り移る。
スバルは愛機・マッハキャリバーの加速を利用しかなりのスピードで月下の左側から近づこうとする。それを迎撃しようとするために月下は異形の左腕、輻射波動機構を構える。
これは掌から高周波を短いサイクルで対象物に直接照射することで、膨大な熱量を発生させて爆発・膨張等を引き起こし破壊するというものである。その為例え防御魔法を使っても人体に影響を与える可能性が高かった。
しかしスバルはそのまま左腕にめがけて突進していく。月下が輻射波動を放ちながら左腕を振り下ろす。スバルに直撃する瞬間、スバルの姿が消える。月下に突撃したのはティアナの魔法で作り出した
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