暁 〜小説投稿サイト〜
リリカルなのは〜優しき狂王〜
第七話〜勝利と思惑〜
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キャロ『八神部隊長も彼を信じていますし……』

ティアナ『……分かりました。でも任務が終わったら貴方のことをちゃんと教えてもらいますよ。』

ティアナの言葉を聞きライはこれからの作戦を話始めた。まずエリオとキャロの二人には直接指示を出すと説明し、次にスバルとティアナに作戦を話始める。そして作戦の説明を終えて最後にライが四人に言葉をかける。

ライ「死ぬなよ。」

FW『『『『了解!』』』』

 作戦が始まった。



リニアレール後部車両・屋根


ライ『ライトニングF、僕が指示を出してリーンフォース曹長が列車を急停止させる。その時に瞬間的に敵は姿勢制御をするはずだ。その隙をついて後衛側の機体を潰せ。』

キャロ「でも…こちらの魔法は全部効きませんよ?」

 キャロが遠慮がちにそう切り出す。エリオも同意見だったのか頷いて同意していた。しかしライは冷静に言葉を続けた。

ライ『ライトニング3、君は敵が姿勢制御をしている間にあの二機の間に飛び込め。』

エリオ・キャロ「「え?!」」

ライの指示に驚愕する二人。なぜならライは敵の中心に飛び込めと言っているのだ。普通ならば自殺行為になる。しかしライの考えは違った。

ライ『正確には前衛の脚部の間の少し後ろぐらいだ。敵の前衛と違い、後衛側は近接武装を展開していない。そうなれば敵が使えるのはアサルトライフルか、胸に付いているスラッシュハーケンのみだ。それを利用する。』

エリオ・キャロ「「?」」

ライの言葉に二人は首を傾げるが作戦開始の時刻を気にしてライは指示を出す。

ライ『ライトニング3、あと三十秒でリニアが止まる、準備をしてくれ。』

エリオ「了解です!」

ライ『ライトニング4、彼に先ほどの補助魔法を。』

キャロ「は、はい!」

 ライからの指示でキャロはエリオにブーストをかけ、エリオは何時でも二機の間に移動できるように構える。

ライ『…カウント5・4・3・2・1・0!!』

 ライのカウントがゼロになった瞬間、リニアは甲高い金属音を発しながら急停止する。その影響で無頼二機はバランスが崩れ体をふらつかせる。すぐに姿勢制御を行おうとするがその隙を見逃すエリオでは無かった。

エリオ「ストラーダ!!」

ストラーダ『ソニック・ムーブ』

 自らの愛機に掛け声をかけ、フリードの背中からライの指示した前衛の無頼の脚部の真後ろに移動する。ライはそれを確認した瞬間新たな指示を出す。

ライ『胸のスラッシュハーケンが来る!それを屈んで避けろ!』

 ライの指示した瞬間、二機の無頼が同時に動き出す。先に動いたのは後衛の無頼でエリオに向けてスラッシュハーケンを打ち込む。それをエリオは屈んで避ける。そして避ける
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