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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第10話 小猫涙の悲願、グレモリー眷属修行開始します!前編
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「大丈夫よリアス、祐斗君は兵藤君のパンチが当たる瞬間自分から後ろに飛んで衝撃を分散していたわ」


 部長の心配そうな声が聞こえる、僕は咄嗟に受け身をとって体制を立て直した。


「凄いね兵藤君、この剣はそれなりに耐久があるって思ってたのにまるで紙屑みたいに砕かれちゃうなんて……」
「へへっ、鍛えてるからな。それで木場、どうするんだ?武器を失ったみたいだが?」
「言ったでしょ、僕の魔剣創造はあらゆる魔剣を創り出せるって……壊れたならまた創ればいい」


 僕は右手に炎の魔剣、左手に氷の魔剣を生み出して構えた。


「二刀流か、それも炎と氷と来たもんだ。いいねぇ、中二心をくすぐられるぜ」
「あはは、もしかして兵藤君もそういうのが好きなの?魔剣を創り出すイメージトレーニングに役立つから結構アニメとか見てるんだ」
「そうなのか、俺も好きだぜ」
「趣味が合うんだ、何だか嬉しいね」


 互いに軽口を言いながら再度構え僕は兵藤君に向かっていった。


「はぁぁぁっ!!」


 右上、斜め左、振り下ろしと連続して兵藤君に攻撃する、兵藤君は籠手でいなしたり体をそらしてかわしていく。なら……!
 僕は一旦距離をとって炎の魔剣を地面に刺した、すると兵藤君の周りに炎の渦が生まれて彼を飲み込んだ、そして氷の魔剣を振るい炎ごと氷漬けにする。


「イッセーさんっ!!」


 だが氷は直に割れて中から無傷の兵藤君が飛び出してきた。


「フォークッ!!」


 そして左指をまるで食器のフォークのようにそろえて刺突を放ってきた。僕は地面から剣を出してそれを防ぐ、そして両手の魔剣を捨てて新たに雷の魔剣を生み出した。


「兵藤君、この攻撃はどう対処するかな?」


 僕は雷を纏った斬撃を縦横無尽に兵藤君目がけて放つ。


「斬撃勝負か、面白い!!」
『Boost!』


 兵藤君は左腕の籠手に力を込めて手刀を放つ、あれは龍の手の力である力を二倍にする能力のはずだ。先ほどよりも大きく威力が上がったその一撃は僕の斬撃を飲み込み打ち消した、更にその攻撃の余波で僕の体も吹き飛んでしまう。


「うわっ!?」
「まだまだいくぜ!」


 体制が崩れるのを何とかこらえて地面から魔剣を出して兵藤君に攻撃する、だけど兵藤君は魔剣を手刀や刺突で砕いて接近していく。


「ならこれでどうかな!」


 僕は左手に重力を操る魔剣を創り兵藤君の周りの重力を重くする。


「ぐっ、厄介だな。その神器……!」


 流石に重力には抗えないのか兵藤君はその場に膝をついた。


「だがこの程度の逆境は乗り越えてきた……うぉぉぉぉっ!!」
『Bosst!』



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