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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第10話 小猫涙の悲願、グレモリー眷属修行開始します!前編
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コーチをしたいかなって」
「……はい?」


 グレモリー先輩が間の抜けたような表情を浮かべた、姫島先輩や木場も同じような表情を浮かべている。


「貴方が私達のコーチ?本気なの?」
「本気ですよ、俺は唯の人間じゃないですからね」


 俺はそう言って左腕に赤龍帝の籠手を出した……緑の宝玉部分を隠しながら。


「それは『龍の手』……やはり神器所持者だったのね」


 よし、先輩は赤龍帝の籠手を龍の手と勘違いしたな、ドライグがさっき言ったのは宝玉部分を隠して見せれば龍の手と思わせる事が出来るんじゃないか、ということだ。龍の手は赤龍帝の籠手とよく似ているからな、これで倍加にさえ気を付ければ問題はないだろう。


「でも貴方が神器所持者だとしても私達は悪魔よ、人間の貴方より強いからコーチなんて無理よ」
「へえ、つまり先輩は俺より強いと言いたいんですか、なら試してみましょうか」
「試す?」
「俺と貴方の眷属の誰かとで模擬戦でもしましょうよ、そうすれば互いの実力がはっきりと分かりますよ、なんなら全員で来ても構いません」
「全員って……それこそ無謀だわ」
「いいじゃないですか部長」


 俺とグレモリー先輩の会話に木場が入ってきた。


「祐斗?」
「僕はそれでいいと思います、彼は隠してるようですが前々から兵藤君の目からは師匠のような達人を感じさせる何かを感じていたんです」
「へえ……しっかりと隠していたつもりだったがよく分かったな」
「君は有名人だからね、知らずと目に入ってたんだ」
「それはお互いさまだろう」


 普段は自分の力を一般人並みに抑え込んでるが木場は若干ながらも俺の隠していた力を感じ取っていたのか。


「部長、駄目でしょうか?」
「……分かったわ、最初から無理無駄と決めつけるのは良くないわね、ならこうしましょう。貴方は祐斗と戦って勝てたらコーチを頼む、後何かお願い事を聞いてあげるわ。でも貴方が負けたら……」
「負けたら?」
「私の眷属になってもらうわよ」
「いいですよ、こっちから無理を言ってるしそれでかまいません」
「祐斗もそれでいいかしら?」
「はい」


 こうして俺と木場の模擬戦が始まることになった。




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sedi:祐斗


 僕達は旧校舎の前にある広場に立っている、ここで僕と兵藤君が戦うんだ、因みにこっちに人が来ないように姫島先輩が結界を貼ったので気兼ねなく戦える。
 兵藤一誠君……この駒王学園では知らない人はいない有名人だ、最も部長達みたいに好意的なものじゃなくて厄介者みたいな意味でだけど。

 
 兵藤君とは今日まで明確な関わりがあった訳
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