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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第10話 小猫涙の悲願、グレモリー眷属修行開始します!前編
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……」
「でも入学式があった日に小猫ちゃんと出会ってから彼女は何かと俺に会いに来てくれました。最初は何か企んでいるんじゃないかとも思いましたが小猫ちゃんが俺の作った料理を美味しそうに食べているのを見ていたらそんな事どうでもよくなってしまいました。今ではこうして自分から厄介ごとに首をつっこみたくなるくらい大事な後輩です」
「先輩……」


 俺の言葉に小猫ちゃんがちょっと顔を赤らめながら嬉しそうに笑った。


「……なるほどね、貴方がどういう人か少し分かったわ。小猫が懐いたのも頷ける」
「と言いますと?」
「学園では厄介者として嫌われてるけど実際に話したら唯のお人よしだったって訳ね」


 お人よしって……褒め言葉なのか?


『こうやって自ら厄介ごとに首をつっこむような奴はバカかお人よしくらいだろう』


 ドライグが脳内にそう語りかけてきた、いやもうちょっと言い方があるだろうに……


「小猫、貴方中々いい人見つけたじゃない。私は応援するわよ」
「そ、そんなんじゃありませんから!」


 グレモリー先輩と小猫ちゃんが何か話していたがドライグとの会話で聞こえなかった。


「それで先輩、俺が先輩達のコーチをするって言う話はいいですか?」
「ええ、こちらからお願いしたいくらいよ。ライザーに勝つために貴方の力を貸してちょうだい、兵藤君」
「なら俺の事はイッセーと呼んでください、その方が気楽ですから」
「分かったわ、なら私達の事も名前で呼んでちょうだい、これで対等でしょ?」
「分かりましたリアス先輩、明日からみっちりと鍛えこんでいきますから覚悟していてくださいね?」
「勿論よ!」


 こうして俺はグレモリー眷属の修行の為のコーチになった。色々面倒ごとが起きそうだがまあ何とかなるだろう。




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