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第二部 WONDERING DESTINY
CHAPTER#5
TOWER OF GREY〜Illegal Needle〜
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 先刻、花京院の当て身でシートに伏した老人がこの世ならざる苦悶の表情をあげ、
その口から異常に長い舌を垂らして藻掻いている。
 同時に、その舌の表面に刻まれる、奇虫の斑紋。
 即座にソレは真っ二つに断ち割られ、頭部にも裂傷が走る。
 そして老人は、首から上のありとあらゆる穴から血汁を流出させ、息絶えた。
“スタンドのダメージはそのまま 「本体」 へと還る”
 何人たりとも決して逃れるコトは出来ない、 『運命』 の 「法則(ルール)
 その惨状を眼にし、肩を寄せ合うようにして屹立する若き二人の 『スタンド使い』 は、
「さっきのジジイが 「本体」 だったのか」
「おぞましい 『スタンド』 にはおぞましい 「本体」 がついているモノ、だね……」
勇壮且つ清廉な声で共にそう漏らすのみ。
「……ッ!」
 その二人の姿を遠間から紅い双眸に映したシャナは、
歯噛みするように黒衣の中で拳を握った。


←To Be Continued……












『後書き』



 はいどうもこんにちは。
 たまたまですが読書用のBGMを聴いていたらなんとなく
作品のカラーに合ったので紹介しておきます。

https://www.youtube.com/watch?v=_RvUOY5kp1Q&list=RD_RvUOY5kp1Q&t=2


 まぁこの方は結構古くから知ってるのですが歌が巧過ぎるので
往々にして作品の方が負けてしまう、
もしくは曲のテーマが原作を圧倒的に上回ってしまうという
逆転現象(デメリット)が発生してしまいますネ。
テーマのない作品など特にそうですガ、「こんな (キレイな) 話じゃねえよ!」
と想ってしまうコトも往々にして在るでしょう。
 無論歌ってる人もキャラの声優の方にも何の罪も無く(仕事ですからネ)
一番悪いのは主題歌に負けるような作品を造った作者本人です。
(アノ○○は死ぬほど嫌いですガ戦国無双4の大谷吉継は好きです)
 まず「逆」の例から紹介しますと、ジョジョは今から20年位前にも
一度OVAでアニメ化してるのですがソレが余りにも“アレ”だったので
絵柄や歌が悪いと肝心要の「ジョジョ原作」まで
つまらないように感じてしまうという恐ろしい事態が発生してしまうのです。
(昨今の『ベルセルク』にも同じコトが言えますが)
コレは一体どういう事かというと、裏を返せば“原作が如何につまらなくても”
歌や絵柄で誤魔化してパッケージしてしまうと一応それらしく「商品」として
通用してしまうというコトを意味します。
 無論ソレを行うアニメーターの方やスタッフの方を侮蔑するモノではありません。
 不味くて安い食材でもきちんとした料理に

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