第二部 WONDERING DESTINY
CHAPTER#5
TOWER OF GREY〜Illegal Needle〜
[18/20]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
散弾。
ソレは目標着弾箇所から0,1oもズレず、
正確に奇虫の頭部、前胸背胸、小楯板、会合線に微塵のタイムラグも無く抉り込まれ、
更に右大顎と後翅、中脚、符節、股節、と順に千切り飛ばす。
無論ハイエロファントの触手は避けたまま。
『GYAAAAAAAAAAAAAAAAGYEEEEEEEEEEEEEEEEE
EEEEEEEEEEEEEEEEEE―――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!』
完全拘束状態により反射的な防衛動作も行えない状態で
流法の直撃を受けたスタンド、
『灰 の 塔』 は無惨に哀切の叫びを上げるのみ。
今まで、自分が死と絶望を与えてきた者と同じように。
ソコに間髪入れず到来する、翡翠の奏者の静かな声。
この世で最後の、別れ路の言葉。
「さっき、引き千切られると狂い悶えると言ったな?
ボクのハイエロファントは……」
“引き千切ると狂い悶えるんだ”
その刹那。
スタンドの触手が一度鋭く脈動し、
同時に 『灰 の 塔』 の四肢を、
原型も留めない程に八ツ裂きにする。
「貴様のような悪党を……悦びでな……」
閑かな声でそう呟く花京院の眼前に、
バラバラになった奇虫のスタンドの残骸が降り注ぐ。
その結果を生み出した、若き二人の 『スタンド使い』 に拠る、新たなるスタンド能力。
スタンド、 『法 皇 の 緑』 の特性を活かし、
創り上げた “結界” に拠って相手を封じ込め、必殺の一撃を確実に叩き込む融合技。
ハイエロファントが目 標を拘束している限り、
どんな攻撃でも100%当たり、尚かつ肉体を引き絞っている為
その衝 撃は100%以上の効力を発揮する。
しかも攻撃する側は存分に力を撓め、練る時間を有したまま。
そして弱った相手を、ハイエロファント・グリーンが跡形もなく引き千切る。
卓越した高度な 『スタンド使い』 同士に拠って初めて可能な、
スタンド・コンビネーション。
【幽 波 紋 双 流 法】
星法一体。星弾翠鎖の絶撃。
流星聖法の双 流 法
『スターフロウド・エメラルド・スクリーム』
双流法者名−空条 承太郎&花京院 典明
破壊力−AAA スピード−AAA 射程距離−AAA
持続力−AAA 精密動作性−AAA 成長性−AAA
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァ
ァァァァァァァァァ―――――――――――――――!!!!!!!!!!!」
突如空間を劈く絶叫
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ