火砲・ミサイル解説解説(日本編)その1
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で陸上自衛隊方面総監直轄の特科大隊、北部方面隊の第1特科団、西部方面隊の西部方面特科隊隷下の特科部隊などに配備が進められている。砲身はアメリカからのFMS(有償援助)で取得し、砲架を日本製鋼所、車体を小松製作所が分担して製造している。運用の際には87式砲側弾薬車が随伴し、弾薬の運搬と補給を行う。
M110A2自走榴弾砲では、新たに開発されたRAP(ロケット補助推進砲弾)を発射した場合、その最大射程は35kmにも達する。使用する砲弾の種類も多種多様となっており、榴弾、噴進弾、核砲弾、中性子砲弾の発射が可能となっている。日米双方において大口径砲の役割をMLRS自走多連装ロケット・システムに肩代わりさせることになり、現在は退役が進められている。だが、今回のゲート先の特地に派遣する際には、こうした旧式兵器は紛失しても惜しくないので最後のご奉公として導入されている。
「MLRS」(256両)
種別:自走多連装ロケット砲
全長:7.2m
全幅:3.5m
重量:25t
乗員数:3名
主武装: 227mmロケット弾16連装発射機(再装填時間:8分)
最高速度:65km/h(不整地)
エンジン:Cummins VTA903
4ストロークV型8気筒水冷ターボチャージド・ディーゼル
航続距離:550km
MLRS(多連装ロケットシステム)は、
旧式化したM110 8インチ自走榴弾砲に代わって、アメリカ陸軍の長距離火力支援兵器の主力として開発された自走多連装ロケット砲。主にMLRSと呼ばれる。
アメリカ軍の制式名称はM270。アメリカ以外では計画参加国に加え、日本や韓国、イスラエルなど13ヶ国で採用され、
1300輌以上が生産・運用されている。
MLRSの開発は、1971年にアメリカ陸軍が広域制圧兵器に対する研究を開始したことから始まった。
この背景には、ヨーロッパで戦端が開かれた場合戦車数で大きく差が付くNATO軍を、従来の長射程榴弾砲よりも広範囲の面積を一度に制圧できる、長射程の火力支援兵器で支援する事を目指して開発が開始された。
1991年の湾岸戦争において米英軍は201両のMLRSを初めて実戦で使用し、期待を超える絶大な破壊力を見せ付けた。イラク軍はその一斉射撃を「スティール・レイン」(鋼鉄の雨)と呼び、その攻撃を恐れた数多くのイラク軍兵士の投降に繋がったとされている。
イラク戦争においても投入された。
MLRSの一個大隊は、
指揮装置・自走発射機(陸上自衛隊では16両)・弾薬車などで構成されている。
自走発射機は「AVMRL」(装甲車搭載ロケット・ランチャー)と呼ばれるもので、
M2ブラッドレー歩兵戦闘車のアルミ合金製車
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