火砲・ミサイル解説解説(日本編)その1
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一番前寄りには左右開き式の大きなハッチがあり、自衛用の副武装である12.7mm重機関銃M2の銃座が取り付けられている。
戦闘室の上面と後面は120mm迫撃砲を射撃する際には大きく開放するようになっており、戦闘室上面開口部の前半部は前方に跳ね上げる形式のハッチ、戦闘室上面開口部の後半部と戦闘室後面開口部はヒンジで連結されたハッチとなっており後方に折り畳むようになっている。ハッチを後方に折り畳んだ際には、この部分を砲操作員の作業用プラットフォームとして利用するようになっている。
96式自走迫撃砲が携行する120mm砲弾の弾数は60発となっており、車体後部戦闘室の左右袖部に搭載され、ここにはカンヴァスのカバーが掛かるようになっている。ターン・テーブルの後方には装填時等に使われる足場があり、使用しない時はX型の脚を折り畳んで収納することができるようになっている。
96式自走迫撃砲は牽引式の120mm迫撃砲と比べて迅速な陣地変換が可能で、高い装甲防御力を備えている。また本車は装軌式車体を用いているため装輪式の自走迫撃砲に比べて路外機動性に優れており、
射撃プラットフォームとしての安定性も優れているため精度の高い射撃が可能である。現在第7師団を含めた機甲部隊に配備が進んでいるが、
その数は僅か12個中隊分しか存在しないなど、諸外国の自走迫撃砲と比べればかなり数が少ない兵器となっている。
「99式自走155mm榴弾砲」(320両)
種別:自走砲
全長:11.3m
全幅:3.2m
重量:40t
乗員数:4名
主武装:52口径155mm榴弾砲(50発)
副武装:12.7mm重機関銃M2(1200発)
最高速度:50km/h(不整地)
エンジン:三菱6SY31WA
4ストローク直列6気筒液冷ディーゼル
航続距離:400km
99式自走155mm榴弾砲は、日本の陸上自衛隊が75式自走155mmりゅう弾砲の後継として開発した自走榴弾砲である。99式自走榴弾砲の主砲の口径は75式自走榴弾砲と同じ155mmだが、砲身長は75式自走榴弾砲の30口径から52口径に延長されており、
最大射程も35kmと75式自走榴弾砲の1.5倍以上に延びている。
車体は89式装甲戦闘車の車体を流用し、
転輪を上下各1つ加えて延長している。
車体前部の右側に操縦席があり、3基のペリスコープが備えられている。その左側には機関室が配置されており、89式と同じディーゼルエンジンを搭載する。機関室の上面は、排気口と給油口になっている。車体後部は戦闘室となっており、
その上に日本製鋼所が製作した大型の箱型砲塔が載る。
砲塔はアルミ合金製で、上面左右に昇降用
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