火砲・ミサイル解説解説(日本編)その1
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部支持輪の無い方式を採用しており、
誘導輪を接地させて接地長を長くする事で、射撃時の車体安定を図っている。
砲塔後部には当時としては珍しい自動装填装置を備えているのが特徴で、各9発の弾丸を格納するドラム式の弾倉が左右に並べて2基搭載されており、中央にある伸縮式の装填トレイとラマーによって弾丸の自動装填が可能となっている。ただし、装薬については砲弾装填後に手動で装填される。信管の装着や測合については、このドラムに収納された状態でもできる。信管は戦闘室内左右にある4つのコンテナに1個当たり14発分、計56発分を収納できるようになっている。弾丸の装填は、以下のようなサイクルで行われる。
まず油圧駆動のクランプが外れ、弾丸が1発装填トレイに落ちる。次に弾丸を載せた装填トレイが砲尾に前進し、さらに一部が手動で砲尾環の奥まで延ばされる。
次に装填トレイの上にあった装填機が砲身の軸線位置まで下がり、油圧駆動のラマーが伸びて弾丸を砲尾に押し込む。
最後に全ての装置が元の位置に戻り、次弾の装填に備える。
以上のようなサイクルが繰り返され、
4基のドラムに収められた各9発、計36発の弾丸が機力装填される。通常、続いて装填手によって射距離に応じた装薬が装填され、閉鎖機を閉じて発射となる。自動装填装置の作動角度は約6度に固定されているが、スイッチ1つで自動的に装填位置に砲身を俯仰させる自動復帰装置を有している。発射速度は、最大で約6発/分とされている。携行する弾丸は床下の14発と装填ドラム内の36発合わせて50発となっている。
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