火砲・ミサイル解説解説(日本編)その1
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るために火砲を大型のトラックと合体させ、射撃準備と撤去に必要な時間を削減している。ただし、この種の榴弾砲全般の問題ではあるものの、ヘリコプターを使った空輸が不可能になる等の欠点が存在する。火砲は自らの射撃の反動を、砲口制退器、駐退機、
駐鋤(ちゅうじょ)、
アウトリガー等によって減衰させている。
大型の装軌式火砲では、反動を自重と接地圧で吸収することが可能であるが、
牽引式や装輪式の火砲の場合には駐鋤やアウトリガーを地面にめり込ませる必要がある。ただし、
全周旋回可能な砲塔を持たず、装軌式や補助輪付き牽引砲のようにその場で旋回することが不可能なこの方式は、射界の外に敵部隊が出現した場合に車体ごと移動させる必要があり、対応に時間がかかる他、地面が舗装された市街地では駐鋤が使用できず運用に難があるという欠点が存在する。
「75式自走155mmりゅう弾砲」(72両)
種別:自走砲
全長:7.79m
全幅:2.98m
重量:25.3t(全備重量)
乗員数:6名
主武装:30口径155mm榴弾砲(50発)
副武装:12.7mm重機関銃M2(1200発)
最高速度:45km/h(不整地)
エンジン:三菱6ZF21WT型
空冷2ストロークV型6気筒ディーゼル
航続距離:320km
75式自走155mmりゅう弾砲は、日本の陸上自衛隊が運用している自走榴弾砲である。それまでアメリカ軍から有償供与されていたM52 105mm自走榴弾砲、M44 155mm自走榴弾砲の後継として74式自走105mm榴弾砲と同時期に開発されたもので、1975年に制式化された。
車体を三菱重工業、
主砲と砲塔を日本製鋼所が開発担当した。旧式化しているので続々と退役が進んでおり、今回の銀座事件を受けて万が一損失しても惜しくないので、最後のご奉公の為に全て駆り出されている。
車体後部に密閉式の全周旋回砲塔を有し、車体・砲塔は耐弾能力の強化と軽量化を目的として防弾アルミ板の溶接構造となっている。乗員は車長、砲手、装填手2名、通信手、操縦手の6名。中砲としては初の完全国産砲である日本製鋼所製の30口径155o砲を装備しており、自衛用として砲塔上面右側に12.7mm重機関銃M2を1門装備する。この榴弾砲は隔螺式閉鎖機と、変後座長の液気圧式復座機を持つ嚢砲である。閉鎖機は初弾装填時のみ手動で開放され、その後は発砲時の反動を利用して自動的に開放される。
車体前部右側が操縦手席、前部左側が機関室で、エンジンはZF系の空冷2ストローク・ディーゼルが搭載されており、変速機はパワーシフト方式、操向機はハイドロスタティック方式が採用されている。
足周りは全高を抑えるために上
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