機動戦艦ナデシコ
1415話
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して同じような物を作ろうとしている。
まぁ、作り自体はチープな代物だし、同じのを作るのはそんなに難しい話ではないだろう。
ただ、重度のマニアになれば新しく作られたシール……リメイク版とでも呼ぶべき物は偽物だと見る事もあるが……
「これは、ゲキガンシール! 素晴らしい……幻と呼ばれたこのシール、私は見るのも初めてです」
このゲキガンシールは正真正銘の本物であった事も影響し、白鳥には喜んで貰えたようだ。
「そうか、喜んで貰えて何よりだ。それで、どうだ? これから地球のゲキガン好きと会ってみないか? お前も興味あるんだろ?」
「いえ、それはありますが……ですが、今から移動するとなるとどうしても目立つのでは? その、こう見えて私は木連でそれなりに知られてますし」
優人部隊というのはエリート部隊であると同時に、顔的な一面もあるんだったか。
そう考えると、確かに白鳥を連れ歩くのは色々と不味いだろう。
……ただし、それは俺が普通の場合では、だ。
以前木連に来た時に起きた騒動では影のゲートの使用を控えたが、既に敵対してしまっている以上、しっかりと見せた方がいい。
本来ならこっちの奥の手を教えるのは下策なのだが、この世界では影のゲートを使った転移魔法があると知っても、それを防ぐ事はまず無理だしな。
これがネギま世界なら、何気に魔力を察知したりといった方法でどうにでも出来るんだが。
寧ろ俺達と敵対すれば絶対に侵入を防げない移動方法があるというのを目にする事で、それは俺に……延いてはシャドウミラーに対する畏怖となるだろう。
「安心しろ。誰にも見つからずに移動するから。それより、一緒に行くって事でいいんだな?」
「え? あ、はい。本当に誰にも見つからないのであればぁああぁぁぁあっ! ちょっ、アクセル代表!? これは、一体何を!?」
足に広がった影に身体が沈んでいく感触に白鳥が叫び……
「ちょっと、お兄ちゃんうるさいから……って、ぎゃあああああっ! これ、何! 何なの!?」
兄に文句を言いに来たユキナが部屋に入り、当然影のゲートによる転移を見られる。
……ま、仕方ないか。
「ついでだ、お前も来い」
そう告げ、影槍でユキナの身体をこちらに引き寄せるのだった。
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