暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1415話
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ん」

 この辺は軍人らしい実直さを持ってるが、それでも今その行為は愚かでしかない。
 いや、木連の人間としては当然なのか。

「今、地球では賊軍によるテロ活動が続いている。それは理解しているな?」
「ええ……」
「その賊軍は木連を地球に迎え入れるという主張をしているが、木連の人間としてどう思う? この件は木連にとっても他人事じゃない筈だな?」
「それは……」
「今のままだと、木連は賊軍の仲間……盗賊の一種だという認識が地球に広がるぞ? それでもいいのか?」
「それはっ!」
「……まぁ、賊軍が勝てばその辺はどうにかなるかもしれないけどな。ただ、これだけは言っておく。俺達シャドウミラーは討伐軍に全面的に協力をしている」

 その言葉に、白鳥の顔は苦悶に歪む。
 分かっているのだろう。俺達シャドウミラーが討伐軍に協力した時点で賊軍の勝利という未来は完全になくなったと。
 それが分かっていながら、それでも尚賊軍から離れるといった行為をしないのは、やはりこれまで資金や資源といった色々な物を今回の計画に突っ込んできたからか。
 ここであっさりと退く事が出来ない程に木連は今回の作戦へ様々な物資を注ぎ込んでいるのか。
 元々物資という意味では決して豊かという訳ではない木連だ。それだけに、注ぎ込んだ物資に対する思いも人一倍といったところか。

「……知ってます。一応これでも軍ではかなり顔が利くので、地球からの情報は優先的に見る事が出来ますし」
「木連を実質的に動かしている草壁の腹心だしな。そうでもおかしくないか。……なら、それこそもう理解しているんじゃないか? 既に賊軍も……そして木連も詰んでいる、と」

 シャドウミラーが討伐軍に協力を表明し、実際に戦場で共に戦いを行ってすらもいる。
 俺は出てないが、精霊の卵が出撃して討伐軍と共に賊軍を討伐しているのだ。
 ナデシコ世界の戦力では、シャドウミラーの実働班は当然だが、精霊の卵が使用しているMSにすら勝ち目はないだろう。
 ノーマルのMSであれば話は別だったかもしれないが、シャドウミラーの技術班によって改修されている以上、SEED世界のMSと比べても明らかに性能は上がっているのだから。
 それこそルナマリアが乗っているザクと……ああ、いや。今のSEED世界だとルナマリアが乗ってるのはインパルスなのか。
 ザフトの開発した新型機のインパルスと、シャドウミラーが改修したウィンダム、ザクのどっちが性能高いんだろうな。
 うん? ああ、そう言えばインパルスはともかくデスティニーってどうなったんだ?
 あの機体はかなり強力な機体だったし、可能なら欲しいんだよな。
 ストライクフリーダムは……キラがオーブで技術者をしている以上、開発されていないか?
 インフィニット・ジャステ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ