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優柔不断な短編集
ヒーローアカデミア小説 予告

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 ―――ヒーロー

 君は信じているだろうか? 空を飛び悪を討つ、地を駆け人を守る。
 悪を許さず善を行う、そんなヒーロー≠。

 そんな話をすれば、かつての人々は鼻で笑っただろう。そんな『超常』は起きない、そんな『架空』の話は存在しないと。


 ―――そう…かつて≠ヘ、だ。


 かつて『超常』と呼ばれていたものは、今では『日常』に。
 『架空』の物事と笑われたものは、『現実』へとなり替わる。

 人が羽もないのに空を飛び、目にも止まらぬ速さで地を駆ける。
 口から火を噴く人間もいれば、身体能力を極限まで引き上げる人間もいる。

 その『超常』を、『架空』を。現実にする力。


 それを人は―――個性≠ニ呼んだ。


 その個性≠用い、多くの人々を救う人間を、この世界ではヒーロー≠ニいう。
 そのヒーロー≠育成する学校、国立雄英高等学校。様々な有名ヒーローを輩出してきた学校だ。

 今やヒーローになる為の登竜門としての地位になっている、その高校に。
 今年22人≠フ新入生が、ヒーロー科A組に入学してきた。


「ダメ、逃げてッ!」

「うるせぇ! 逃げる訳ねぇだろ!」


 この物語は、とある少年が最高のヒーロー≠ノなるまでの物語である。












 ―――と同時に、


「―――ヒーロー≠ェ背中向けて、何が人を救うだよ!」


 その少年と同じ背中を追い求め、仲間達と共に成長していく。


「―――なに俺の友人(ダチ)を泣かせてんだッ!」


 笑いあり、涙あり、シリアスあり(?)な学校生活をお送りする。
 一人の少年を中心とした物語である。





 
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