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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第536話】
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事だし」
言いながらヒルトの二の腕を触る私――私が触れたのがくすぐったいのか僅かに身動ぐ彼に、自然と笑みが溢れる。
「……帰ろう、もう大丈夫だから、私が居るから、さ」
「……あ、あぁ」
小さく頷くヒルトの姿に、クスクスと笑みを溢したその時――。
『……今ヒルト君に対して体験してもらったのは一つの可能性を示す世界だ』
「「……!?」」
突如響き渡る男の言葉に、二人は周囲を見渡す――無論誰も居なく、崩れたビルの無惨な姿だけがそこにあった。
『安心したまえ、ヒルト君。 君が殺したと思った三人はただの想像の産物だ』
「……産物……?」
『ああ。 だから君の手は血で染まってなどいない』
そう喋る男の言葉に、未来は――。
「想像の産物……? ……ふざけないでよ、悪ふざけにしては達が悪いわよ!! ヒルトをこんな目に合わせて……!!」
「み、未来……」
全く怒らない筈の未来が怒りを露にし、ヒルトの表情は驚きを隠せなかった。
「何が目的でこんなことしたの!? 答えなさいよ!!」
『……最悪の未来を回避するため……それだけだ』
その言葉を最後に、視界が真っ白に染まった二人――一方、電脳世界でクロエ・クロニクルを監視している仮面の男。
「……そう、最悪の未来を回避するため、だ。 ……その為なら、俺は……自分の理想の為にも、この手を幾度でも汚そう……!」
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