第46話 サソリvs麦野
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ている絹旗がオフェンスアーマーで強化した拳を振りかざして麦野を助けようとするが、拳が貫いたのはただの平凡な床面だ。
闇の穴はすっかり無くなってしまった。
サソリが残した外套だけがその場にあるだけだった。
「嘘......麦野」
どうする手立ても見つからず、リーダーを失った絹旗と滝壺はその場で項垂れる事しか出来なかった。
黒ゼツにジワリジワリと身体の所有権を奪われていく麦野は、一種の冷たいプールに沈められていくような感覚を味わっていた。
指先から冷たく麻痺していき、思考が鈍っていく。
「あ......あ.......」
呻き声近い声を上げて、麦野は気を失った。
閉じた目の隣には黄色のポッカリと空いた穴のような眼と耳まで裂けたネバネバした口が開いている。
階層下のパイプを伝いながら、目的の場所へと身体を引きずるように黒ゼツは突き進む。
サア
始メヨウカサソリ
本当ノ殺シ合イヲ.....,
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