機動戦艦ナデシコ
1414話
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い」
正確にはシャドウミラー代表だが、基本的には軍人っぽい働きしかしてないし。
「あ、そう言えばここまで連れてきたのにまだ自己紹介もしてなかったわね。私は白鳥ユキナよ。よろしくね」
「ああ、そう言えば。俺はアクセル。アクセル・アルマーだ」
「……アクセル・アルマー? うーん、どこかで聞いたような覚えが……」
しくったか? 一般市民に対して情報統制を敷いてるらしい木連だし、てっきり俺の名前はそんなに有名ではないと思ったんだが。
ああ、でも白鳥の妹って事になれば、そっちから何気なく聞いていた……って可能性もあるのか。
「うーん、うーん……むむむむ……駄目だ、分からないわ」
「俺はそんなに有名じゃないしな」
どうやら俺の予想通り、アクセル・アルマーという名前は木連ではまだ殆ど広まっていないらしい。
となると、シャドウミラーの存在もあまり広まっていないのか? でも、木連の領域内にいきなりシロガネで転移してきたんだから、シャドウミラーを隠し通すのは難しいだろうし。
それこそ、実は地球が木連の……それも首都的な役割を持つれいげつのすぐ側に転移してきたというよりは、シャドウミラーという存在を公表した方がいいと思うが。
それに木連の人間なら、異世界とか異次元から来た相手というのはそれ程違和感なく受け入れられるだろう。……ゲキガン的に。
まぁ、アニメとか漫画とかでは異次元や異世界から来る相手というのは敵が多いので、友好的な存在になるかどうかというのは難しいところだが。
ああ、それともシャドウミラーという存在そのものは知らせていても、俺の名前は公表してないというのはあるか。
「ま、いいわ。思い出せないって事は、そんなに重要じゃないんでしょうし。それより……ね、ね。アクセルってば恋人がいるの? それってどんな人? ワクワク、ドキドキ」
さっきから思ってたんだが、ユキナは擬音を口で言う癖があるな。
ちょっと面白い癖だが、珍しい。
思春期だけあって、恋愛にも興味津々らしいが……まさかこの木連で、正直に俺の恋人は10人を超えていて全員と同棲してますなんて言える訳がない。
木連は元々人数が少ないのだから、間違いなく疑問を抱かれる。……いや、それよりも前に不潔よ! とか言われそうだな。
ハーレム状態の俺は、木連の人間から見れば理解不能の生き物だろうし。
「そうだな。その辺は秘密という事にしておくか」
「えー……教えなさいよね。お兄ちゃんを呼んであげたお礼の気持ちとかあるでしょ?」
不満そうなユキナだったが、その後も話を誤魔化し続けているとやがて諦めたのか他の話題へと移る。
俺もこの年代の子供と話をするというのは結構珍しいので……うん? 珍しいか? まぁ、取りあえず珍しいって事
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