水着DAY
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!」
「ちょっとぉ!!」
「謝るから!!謝るから助けて〜!!」
昨日身長のことでバカにされたので、仕返しを兼ねてそんなことを言ってみる。二人は見放されたことにショックを受け、泣きそうになりながらソフィアの激しすぎるボディタッチを受け続けていた。
「ソフィア、そのくらいにしておけ。仕事に入れなくなる」
「はぁい!!」
いつまで続くのか傍観者として見ていたが、カグラさんがこれ以上はダメだと判断して少女の暴走を止める。
「「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」」
ようやく解放された二人は着崩れた衣服を直しながら、乱れた呼吸を整えていた。
「すまなかったな、うちのが迷惑をかけて」
「ほ・・・ホントよ・・・」
「もうヤダ・・・」
倒れている二人に手をさしのべるカグラさんとその手を取り立ち上がるシャルルとセシリー。二人とも相当疲労しているみたいだな、セシリーの語尾が珍しく伸びてないもん。
「そういえばお前たちの連れてる猫はどうした?姿が見えないようだが」
「「そこにいます」」
カグラさんがシャルルとセシリーを立たせながら俺とウェンディに質問を問いかけてきた。なので、彼女の手を借りている二人をウェンディと共に指さし即答する。
「は?」
「え?」
「「「「「??」」」」」
何を言っているのかわからず目を点にしている人魚の踵の皆さん。しばしの沈黙の後、皆さんの目にお尻についた尻尾と頭についた猫耳が目に入り、驚愕の表情へと変化していく。
「お前たち人間だったのか!?」
「王子様!?王子様に助けられたの!?」
「魔法!?魔法で猫になってたの!?」
まさか変身魔法を修得したとは夢にも思わない女性たちは人の姿になっている彼女たちを取り囲む。二人は説明するにも息が上がっているので、俺たちから事情を話し納得してもらった。
「そうか、変身魔法か」
「いいね!!今日ミリアーナさんいないから猫耳っ娘いるとありがたいよ!!」
シャルルとセシリーの正体を聞いて感心するカグラさんと尻尾を猫に戻らないように優しく擦りながらそう言うソフィア。言われてみると猫好きなミリアーナさんがどこにもいない。アラーニャさんやリズリーさん、ベスさんといった大魔闘演武出場者の姿がない。
「ミリアーナはどうしたの?」
「仕事に行っている。店番はローテーションであいつらは今日はクエストに行く日になってるからな」
言われてみると納得だ。うちはミラさんやキナナさんがいたから飲食に来た街の人の対応は必要なかったけど、レストランを経営しているとなると話は変わってくる。日替わりで接客をする人と依頼をこなしていく人、双方をバランスよく別けないといけないわけか。
「ところで、カグラさんたちは
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