水着DAY
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。俺たちも完成した時は嬉しくて中身を確認してなかったんだけど、よく見てみると気持ち悪かったよね、あれ。
「グラシアンが手を貸したのは意外だったけどね」
「それよりもミネルバさんでしょ。ドッキリに協力するなんて思わなかったなぁ」
この映像は俺たちよりもむしろグラシアンさんとミネルバさんが作り上げたといっても過言ではない。
ミネルバさんが脚本を立ててグラシアンさんが魔法でそれを実現する。ミネルバさんがあまりにも暴走してて、スティングさんやローグさんがなんとかなだめてあのレベルに納めたけど、あのままやってたらもしかしたら精神が崩壊するぐらいエゲツナイ作品ができたかもしれない。
「こっちが裏口だよ」
「そっちから入らないといけないんだ」
一度来たとあって勝手がわかっているシェリアとラウルが道案内もしてくれる。俺たちだけだったらたぶん正面から入ろうとしてただろうな、その方がわかりやすいから。
「「「お邪魔しま〜す」」」
「「失礼しま〜す」」
「入るわよ」
「今来ました」
ノックをすることなく扉を開けるシェリアを先頭にゾロゾロとギルドの中に入っていく。
「!!早かったな」
そこでは人魚の踵のエースとして知られているカグラさんが出迎えてくれた。下着姿の。
「ごめんなさい!!」
「失礼」
「見てないから怒らないで!!」
予想外の格好で目の前に現れた女性に動揺して男性人はすぐさま目を両手で隠し謝罪する。たぶんウェンディとシェリアが怖い目で俺たちを見ているのが想像できるので、許可が出るまで顔を上げることができないでいる。
「フフッ♪シリルちゃん無防備で可愛いよ」
すると、突然耳元で聞き覚えのある少女の声が囁きかけてくる。それを聞いた瞬間、全身に鳥肌が立ったのがわかった。
「ゲッ!!」
さっきまでの状況が頭からすべて抜け落ち、目を覆っていた両手を外して声が聞こえた方を向く。そこには予想通り、セクハラ娘がニヤニヤとこちらを見つめていた。下着姿の。
「ちょっ!!なんでお前も下着なんだよ!!」
やむなく再び無防備な姿勢に逆戻り。その際目がいいため彼女の後ろの様子も見えたのだが、ほとんどの人が下着姿だったような気がする。もしかしてここって更衣室だったのか!?シェリアたちも教えてくれればよかったのに!!
「そうそう、そのままソフィアに色々されちゃおうねぇ」
顔を上げることができない俺にいいように触ってくる変態娘。逃げたいけど、顔を上げるわけにもいかないしすでに捕まって動けないし、どうすればいいのこれ?
「シリル!!顔あげて大丈夫だよ!!」
「みんなが着てるの水着だから!!」
「へっ?」
もう泣きそうになりながらされるがままになって
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