異伝〜”第六使徒”エオリア・フォーリア〜
[1/6]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
〜朝・アカシア荘〜
「ン……………?朝……?」
ベッドで眠っていたエオリアは朝の陽ざしの眩しさに気付いて、目を覚まして起き上がり
「目を覚ましたか。」
「おはようございます、エオリアさん。既に朝食は私とレシェンテが作っておきましたので、エオリアさんの分も作ってありますのでどうぞ食べて下さい。」
「ハア……………まさか本当に”使徒”になるとは……”性魔術”に及び腰になって、逃げ帰る事を期待していたのに……………」
起き上がったエオリアを見た椅子に座って朝食をとっているセリカとリタは声をかけ、同じように朝食をとっているレシェンテは疲れた表情で溜息を吐き
「あ、セリカさん……それにリタちゃんやレシェンテちゃんもおはよう。二人の作った朝食、勿論頂くわ♪」
声をかけられたエオリアは答えた後、嬉しそうな表情をし
「フフ、これからは主を守る仲間同士として仲良くしましょうね?」
「勿論!……そうだ!近い内、3人でセリカさんに”性魔術”をしてもらおう?そしたら私も可愛い二人を愛せるし♪」
リタに微笑まれたエオリアは嬉しそうな表情で答え
(クク、セリカに抱かれるまでは初心な反応だった癖に、もうそんな事が言えるとは…………華奢な見た目に反して意外と図太い嬢ちゃんだの。)
エオリアの言葉を聞いたハイシェラは口元に笑みを浮かべたが
(図太いとは失礼ね………貴女こそ、人が初めてを奪われる瞬間を見ていたなんて、趣味が悪いのじゃないかしら?)
(ハハハハハハハッ!昨日の事といい、”使徒”になったばかりの新参者の癖に他の”使徒”達どころか、エクリア嬢ちゃんをも差し置いてセリカの盟友にして”地の魔神”たるこの我にそんな口を叩くとは中々度胸がある”使徒”だの!)
ジト目で壁にたてかけてある『ラクスハイシェラ』に視線を向けて送ったエオリアの念話を聞いて大声で笑った。
「え、えっと……………」
「ぞ〜っ!!セ、セリカ!絶対にわらわ達とエオリアを一緒に”性魔術”をするなよっ!?」
一方リタは冷や汗をかいて困った表情をし、エオリアの言葉を聞き、思わずその光景を思い浮かべたレシェンテは大量の冷や汗をかいて身体を震わせた後必死の表情でセリカに視線を向け
「……俺が失った力の状況にもよるがな。……それよりも……いい加減に服を着たらどうだ?」
セリカは苦笑しながら答えた後、服どころか下着も身につけていない生まれたままの姿になっているエオリアに視線を向けて尋ね
「え……………きゃあっ!?み、見ないで下さいっ!!」
尋ねられたエオリアは一瞬呆けたが、何も身につけていない裸である自分の状態に気付いた後悲鳴を上げて枕をセリカに投擲し、側にある毛布を手に取って、
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ