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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
異伝〜”第六使徒”エオリア・フォーリア〜
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れだけ苦労させられたことか……………あんたの気持ち、あたしにもわかるわよ。」

エヴリーヌの文句を聞いたマリーニャは疲れた表情で溜息を吐いた。

「……でも、今のリフィアには弱点があるしね。仕返しにエリゼに言いつけて、しっかりと怒るように言っておこうっと。キャハッ♪―――じゃあね。」

そしてエヴリーヌは呟いた後転移魔術でその場から消え

「あのリフィアに弱点ねえ……?本当かしら??みんなー!ご主人様から便りが来たわよ!!」

エヴリーヌが消えると手紙を手に取ったマリーニャは苦笑しながら呟いて首を傾げた後、屋敷に入って屋敷内でそれぞれ掃除をしている2人に報告し

「本当ですか!?」

「マリーニャさん、早く聞かせてくださいです〜。」

掃除をしていたシュリは驚き、サリアは明るい表情で言った。

「今、読むから待ってなさい。なになに…………………へ??」

サリアの言葉を聞いたマリーニャは手紙の内容を読んだ後呆けた声を出し

「マリーニャさん、どうしたのですか?」

マリーニャの様子を見たシュリは不思議そうな表情で尋ねた。

「えっと……………異世界で”使徒”が一人増えたって書いてあるんだけど……………」

「……………え…………………」

「ふえ〜?」

そして表情を引き攣らせながら言ったマリーニャの言葉を聞いたシュリは固まり、サリアは首を傾げ

「「えええええええええええええええええ〜〜〜〜〜っ!?」」

我に返ったシュリとマリーニャは驚きの表情で同時に声を上げ

「わ〜……このお屋敷に住む人が増えるんですね!?サリア、嬉しいです〜。」

ある事に気付いたサリアは無邪気な笑顔を浮かべた。



”神殺し”セリカ・シルフィルの”第六使徒”となったエオリア・フォーリア。彼女の存在はセリカの他の”使徒”達やリウイ達を驚かせ………後に彼女はクロスベルで起こる大きな戦いに”遊撃士”として、”使徒”としてセリカ達と共に挑む事になる……………………
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