異伝〜”第六使徒”エオリア・フォーリア〜
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!」
去って行くエオリアをロイドとエリィは信じられない表情で呟き、ランディは悔しそうな表情で声を上げた。
「………………………」
一方去って行くエオリアの後姿をティオは真剣な表情で見つめ続け
「ティオすけ?そんなにエオリアさんを見つめて何があるってんだ?」
「いえ……………何でもありません。行きましょう。(………どういう事でしょう……?エオリアさんからエクリアさんやマリーニャさん達――――セリカさんの”使徒”全員が纏っている”気”と全く同じ”気”を感じるなんて…………まさか………!……いえ、さすがにそれはありえませんね。ただの気のせいですね。)」
そしてランディに尋ねられたティオは首を横に振って答えてロイド達を促した後、考え込みながらロイド達と共に目的地に向かって歩きはじめた。
〜2日後・リベール王国・ロレント市郊外・メンフィル大使館〜
「……………………………」
エオリアがセリカの”使徒”となって2日後、セリカから来た便りの中に書いてあるエオリアを”使徒”にした部分を読んだエクリアは石化したかのように表情を固まらせ
「姉様?一体どうされたのですか?」
エクリアの様子を見たイリーナは不思議そうな表情で尋ねた。
「それが………この便りによるとセリカ様、エオリアさんという遊撃士の方を”第六使徒”にしたって書いてあるのよ………」
「まあ………」
「えっ!?」
「ハア………異世界に来てまで……しかもよりにもよってクロスベルの今の状況で何をやっているのだ、奴は……………」
信じられない表情で言ったエクリアの話を聞いたイリーナは目を丸くし、ペテレーネは驚き、リウイは溜息を吐いた後呆れた表情をし
「セリカ様……………私が貴方の元に戻ってくるまでに…………いえ、サティア様が生まれてくるまでに一体何人”使徒”を増やす気ですか………?サティア様が嫉妬したら、どうするおつもりですか………?フウ……………」
リウイに続くようにエクリアも呆れた表情をした後、疲れた表情で溜息を吐いた。
〜数日後・レウィニア神権国・王都プレイア・セリカの屋敷〜
「ん。”神殺し”からの届け物。」
「ご苦労様。せっかく来たついでにお菓子でも食べていく?何だったら泊まっていってもいいわよ?転移魔術でここまで来るのに疲れたでしょう?」
「別にいい。全く……なんで”魔神”のエヴリーヌが転移魔術使ってまで手紙なんかを届けなきゃならないんだか。しかもレウィニアみたいな遠い所に転移魔術で来るのはめんどくさいのに……………リフィアは人使いが荒すぎ。」
さらに数日後、エヴリーヌはマリーニャに手紙を渡した後文句を言い
「あたしもあの娘の人使いの荒さにど
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